11月12日(火)に桜井高等学校へ赴き、生活環境科の3年生を対象とした「介護講座」の授業を行いました。
生活環境科では医療・福祉関係に進路を考えている生徒さんが多いそうで、皆さん熱心に講座を聞いてくれました。
また、実技では「介護をする体験」と「介護をされる体験」を行い、介護の必要性と重要性を感じてもらいました。
まずは、座学を行いました。
「ライフステージと介護力」というテーマで、介護とは何か、介護の必要性について講義を行いました。
生きていく上で、誰もが「介護をする」ことと「介護を受ける」時代になりました。
それを踏まえて、どのような生活をして、どのような人生を歩みたいかを考えてもらいました。
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実技① 【ボディメカニクスについて学ぶ】
ボディメカニクスとは、自分の骨や筋肉・関節を上手に使って自分も相手も安全・安楽に動かす方法です。
今回は1人の人を4人で持ち上げる体験をしました。
持ち上げる4人は、指で触れている部分だけで、持ち上げます。
最初は、なかなか持ち上がりません。
しかし、ボディメカニクスを使った方法では、体がフッと浮くぐらい、軽く持ち上がりました。
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実技②【車椅子の使用方法について学ぶ】
近年、商業施設や交通機関など医療機関以外でも車椅子が置かれるようになりました。体が不自由な方々も楽しく買い物や移動ができるように配慮されています。
車椅子はとても便利な用具ですが、使い方を間違えると大変危険です。この機会に正しい使用方法を学びました。
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実技③【更衣介助を学ぶ】
2人ペアになり、右手を怪我した人に対して、上着を脱ぐ介助と着てもらう介助を体験してもらいました。
皆さん、更衣介助の原理原則を学んでおり、上手に介助ができていました。
さすが、生活環境科の生徒さんです。
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実技④【食事介助を学ぶ】
目隠しをして食事をする体験と、目の不自由な方に食事介助をする体験を行いました。
「どうしたら、美味しく食べてもらえるか」を考えてもらいながら食事介助をしてもらいました。
「目隠ししながらお茶を飲むのは怖い」「どれくらいの量を口に運べばよいのわからない」など、お互い意見を出し合い、食事介助を学びました。
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最後に「介護は、自分の人生を元気で楽しく・夢を叶え、生きていく為の知識・技術」であることを述べて講座を終了しました。
介護の知識・技術は素晴らしいですね!