21.07.09

障害とリハビリテーションⅡ「食べる機能と食事介助」

介護2021年度 第11号

 

「障害とリハビリテーションⅡ」では食べる機能を体験しながら学び、さらには障害体験をしたうえで、改めて適切な介護方法を学んでいます。

 

まずは、食べるしくみと食べる姿勢について資料やビデオを見てもう一度学習しました。

食べ物が器官に入りそうになりむせているところや、実際に器官に入りこむ誤嚥もビデオで確認しました。

 

次に、いざ体験です!

 

①実際に口に入れるところから、かみ切る、かみ砕く、飲み込むときの口や舌の動きを考え

 ながら食べてみました。

 

②障害の設定をして食べてみました。

・噛んでいる最中に舌をあまり動かさないと、ビスケットの粉々が歯にくっついたままでした。

・飲み込むときに口を閉じないと、飲み込めない。

・飲み込むときに舌が持ち上がらないと、のどの奥に送り込めない。

・ヨーグルトを口に入れると舌を舟のように丸めないと飲み込めない。

 

③友達に学んだ介助方法で食べる介助をしました。

 一番難しかったのが、水を飲ませる介助です。

 

 飲む側:水が一気に入り込み、むせないか心配… 
介助者:カップをどこまで傾ければいいのか、ドキドキ

 

スプーンを口の中のどこまで入れて、
どのタイミングで引くのかが思ったより難しい
右の半身麻痺になった場合を想定しての介助