21.10.25

生活支援技術Ⅱの実技試験に向けて

介護2021年度 第20号

 

1年次の通年科目「生活支援技術Ⅱ」では、前期に“移動の介助”、“身じたくの介助”、“食事の介護”について学習します。

4月からの5か月間にわたる学習の集大成として、今月中に技術試験を実施します。

まずは合格基準の60点を取ることを目標に、さらには1点でも高い点が取れるように、ひたすら練習しています。

制限時間も決まっているので、いかに手際よくするかがポイントです。

今回は技術試験に向けての練習風景を紹介します。


 

まずは挨拶から。

視線を合わせるためにしゃがんで挨拶をします。

ベッドが低すぎるとご本人が立ち上がりにくいので適切な高さにします。

 

しゃがむことで緊張がやわらぎます

ベッドの高さを調整中
安全のために手すりを握ります

 

介護者の基本姿勢は‶自立支援 ″で、ご本人にできるだけやってもらいながら、それでいて負担になりすぎないように気配りします。

 

◇ 起き上がりの介助

対象者、介助者ともに負担が少なくすむように‶てこの原理″を利用します。

手の当て方も痛みにならないように注意します。

 

◇ 着替えの介助

介助者の性別が異なる場合にはタオルで隠す配慮をします。

タオルで目隠しをします

足を通しやすいように束ねます

 

◇ 歩行の介助

杖をついて歩いてきた後、安全に座れるように支援します。

練習をしながら、足りないところは友達同士アドバイスをします。

安全に座れるように
介助者は肩と椅子を支えます

もっといい方法がないか思案中

 

◇ 車椅子の安全チェック

ブレーキのチェック中