22.02.07
医療的ケアⅡ ~喀痰吸引~
介護2021年度 第27号
介護福祉職としての医療的ケアの1つの〝喀痰吸引:かくたんきゅういん″を学習しました。
〝喀痰吸引:かくたんきゅういん″ とは口やのど、気管にたまった〝痰:たん″を飲み込んだり、吐き出したりすることができない方に対して、介護福祉士が口から吸引チューブを入れて痰を取り除くことをいいます。
痰が多くなると酸素を体に取り込むことが難しくなるので、とても重要なことです。
まずは安全に実施するために、口やのどや肺の構造、さらには空気や食べ物の通り道を学びます。
次に喀痰吸引が必要な状況の見極め方を習い、実技を学びます。
まずは、痰には微生物が混ざっていることもあるので、感染対策が重要になります。
感染対策でエプロン、手袋を装着します。
痰を取り除くために口や鼻に吸引チューブを入れていきます。
喀痰吸引の練習台の人形
口から吸引チュ-ブを挿入
吸引チューブを入れている間は呼吸をしづらくなるので手早く行う必要があります。
医師の指示書をもとにして吸引圧、吸引時間を厳守します。
また吸引チューブの先で傷つけないように細心の注意を払います。
鼻から吸引チューブを挿入
かなりの緊張感がありますが、介護福祉士として認められた重要な医療行為なので何度も練習し技術を身につけました。