介護福祉学科

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介護福祉学科の一覧です。

21.02.01

介護福祉士に求められる災害支援―地域防災マップを作ろう

近年、災害が頻回に発生しています。本学科では、介護福祉士に求められている災害支援の講義を行っています。

 

今回の講義では、「地域防災マップを作ろう」を行いました。地域防災マップとは、災害時の重要な情報源、普段からの地域防災を考えることを目的としマップ作りを行うものです。

実際に、学生が学校周辺を歩き、危険な箇所や避難経路の状況、災害時に役立つ施設などを調査しました。

 

 

 

 

学校周辺の地図を片手に

調査をする学生のみなさん 

 

実際に街を歩くことで、これまで気づかなかった危険個所や防火水槽、防災無線の配置を知ることができました。

 防災無線を発見!!

危険な箇所を発見
(塀の石垣が倒れるかも)

その後、グループごとに作成した地域防災マップを発表し、危険個所や防災施設について共有しました。

学生からは、「今まで何気なく歩いていたが、意識するといろいろな所に防災施設があることに気づいた」「自分の住んでいる地域でも、歩いてみよう」など意見がありました。

 

 

 

 

みんなで調べた危険個所を発表

 

20.12.02

第6回スポラン「ふらっと杯」に参加 ≪12/2追記あり≫

11月9日(月)特定非営利活動法人「ふらっと」主催の第6回スポラン「ふらっと杯」に介護福祉学科1・2年生が参加しました。他に富山型デイサービス「このゆびとーまれ」、「ありがた家」、カターレ富山など福祉事業所の方々も参加されました。

コロナ禍の影響を考慮し、Zoomでの参加となりましたが、学生はカターレ富山の選手、各事業所のみなさんと一緒に、カターレ富山公式ソング「ヒカリサス」の曲に合わせたダンスやボッチャを楽しみました。

 

「ヒカリサスダンス」
を踊る1年生

「ヒカリサスダンス」
を踊る2年生

 

「ボッチャ」を楽しむ1年生

 

学生から「介護スタッフは、障がい者の方への関わり方が上手!」、「介護する側、介護受ける側という関係ではなく、同じ仲間のような関係性を感じた」という感想がありました。

Zoomでの参加でしたが、交流だからこそ得られた学びになったと思います。

 

 ≪12/2 追記≫

11月23日にケーブルテレビ射水で放映されました。(8分32秒から)

https://www.imizu-vod.com/home/VidDetail?owner=user&id=10002689&channelname=IMZ

 

20.11.16

「社会人入学を希望される方へ」卒業生からのメッセージ追加

介護福祉学科「社会人入学を希望される方へ」のページに、社会人入学の卒業生からのメッセージを追加しました。該当ページは下記の通りです。

 

【介護福祉学科】社会人入学を希望される方へ

20.10.26

企業と連携してICTを学ぼう!

新型コロナウイルス感染防止対策として、前期の講義はICTを活用し遠隔で授業を行いました。

この経験を踏まえ、後期科目「コミュニケーション技術Ⅱ」の授業では企業と連携し、「ICTとは何か」「ICTの活用方法」「個人情報管理」について、知識を深めました。

専門家3名に講師としてお越しいただき、次のような内容でご講義いただきました。

 

1、『インターネットセキュリティと個人情報管理について』

  講師:キヤノンシステムアンドサポート株式会社 北陸営業部 富山営業所

     所長 田中 浩二 氏

 

2、『介護現場におけるICT、IoT、AIの最前線を知る!』 

  講師:NDソフトウエア株式会社 北陸営業所

     所長 久保 健  氏

 

3、『ICTを活用した見守り支援センサーの紹介』

  講師:キング通信工業株式会社

     早津 敬喜 氏

 

後半は、演習を行いました。


〔演習1〕講師:早津氏

「シルエット見守りセンサー」の説明を受けました。

カメラによる見守りではなく、シルエットセンサーで利用者のプライバシーや尊厳を保持しながら、見守ることが特徴です。

更にICTを活用し、携帯やタブレットから映像を見ることができます。


〔演習2〕講師:久保氏

福祉業務支援ソフト「Care Palette(ケアパレット)」を使用し、利用者の体温変動や食事量など、毎日の介護記録がグラフ化され利用者の健康状態が一目で分かる体験をしました。

各グループに分かれて、利用者5名の介護記録をタブレットから入力してみました。

利用者の1日のスケジュールをイメージしながら、ICTを活用し、介護記録をパソコンに転送してプロジェクターを見ながら、学生全員でカンファレンスを行いました。


今回の講義で、ICTがより利用者の自立支援や尊厳の保持につながることを、知ることができました。

またICTが「科学的介護」の実現を目指し、動き出していることを知り、介護現場がよりよく働きやすくなっていくことを実感し、企業と連携することで、最新情報を体験できました。

 

20.10.14

認知症についてみんなで考える~高岡高等支援学校~

9月15日(火)、当学科の教員が高岡高等支援学校に出講しました。

2・3年生を対象に「知ろう!認知症のこと。やってみよう!認知症の人との関わり」というテーマで、認知症のイメージ、認知症患者の思いや関わり方について講義や演習を行いました。

 
生徒の皆さんに講義する
中嶋先生
 
 

前半の講義では、「その人の思いを大切にする」「本人の正面から声をかけよう」「間違ったり、失敗したりしても怒らない」など認知症の人への関わり方について話しました。

生徒の皆さんは、教員が質問を投げかけると積極的に答えてくれました。

 
 質問に対して
解答する生徒の皆さん
 
 

 

後半は、認知症の関わり方について演習を行いました。

教員が認知症患者を演じ、生徒の皆さんには認知症患者とどのように関わればよいのかを考え、実践してもらうという演習でした。

皆さん、身振り手振りを交えて声掛けをするなど、工夫しながら取り組んでいました。

ある生徒さんが「どうしよう」と困っていると、他の生徒さんがアドバイスをする場面もみられ、お互いに協力しながら、一つひとつの場面で認知症の人との関わり方を実践しました。

 
認知症の人の思いを
聴こうとする生徒さん
 
 
 
認知症の人に対して、
正面からの声掛けを
意識する生徒さん
  
 

 

 

20.09.07

新型コロナウイルスによる医療福祉従事者への差別や偏見について

テレビや新聞などのマスメディアにおいて、医療福祉従事者へのコロナ差別について毎日のように取り上げられています。

そこで、1年生の科目「人間の理解」において、「医療福祉従事者への新型コロナウイルス(以下、コロナ)の差別、偏見について考える」の講義を行い、「なぜコロナ差別が起きるのか」、「私たちにできることは何か」などコロナ差別について考えました。

 

はじめに、社会における医療福祉従事者へのコロナ差別の現状について説明しました。次に、学生間で「自分が差別を受ける立場だったらどう考えるか」「介護福祉士としてのあるべき行動とは」について、話し合いました。

 

 

医療福祉従事者本人やその家族の思いについて話し合うと、学生から「差別を受けるのは怖い」「家族も差別を受けることを考えると仕事をやめてほしい」など差別に恐れる意見がある一方、「コロナに感染した高齢者や、障がい者の生活を一生懸命支援している」「目の前の利用者を支えている」など医療福祉従事者の立場から専門職としての思いや役割を考える意見も挙がりました。

 

また、「これから自分にできること」のテーマについては、「正しい情報と嘘の情報を見極める」「感謝を医療福祉従事者に伝える」「募金活動をする」「自分自身が感染しないように感染予防を徹底する」など自分たちにできる活動についての意見が多数ありました。

 

介護福祉士の卵たちには、コロナ禍に対して、どのように考えて行動するべきかを考える貴重な時間になったようです。

20.08.19

卒業生インタビュー!

2020年3月に卒業した22期生。4月に就職して5カ月が過ぎようとしています。

コロナ禍で大変な時期ですが、卒業生に現在の様子をインタビューしてきました。



  社会福祉法人 新川老人福祉会

  特別養護老人ホーム 新川ヴィーラ 勤務

  グエン・ドゥック・マンさん

 

「先生、お久しぶりです。会いたかったです。」  

と顔を合わせるなり、発音よく、はっきりとした口調で挨拶をしてくれました。

 

学生時代は日本語がうまく話せず、何度も挫けそうになっていたマンさんでしたが、そんな苦労も遠い過去のように思える程の上達ぶりでした。

 

現在の様子を聞いてみると、先日、受け持ち利用者のアセスメントをカンファレンスで発表したとのことでした。マンさんは「とても大変でした。」と言っていましたが、演習や実習での「観察力」は素晴らしく、よく利用者のことを観察していましたので、私たち教員は、自信をもって送り出すことができました。

 

また「介護の仕事は、とてもよいです。幸せです。」と答え、コロナの影響で直接仕事をしている姿を見ることはできませんでしたが、楽しく働くことができている様子でした。

 

「利用者さんが、いつも元気でいるから嬉しいです。そして、自分が祖父や祖母、父母を介護できる技術を持つことができてよかったです。」と笑顔で語ってくれました。

 

20.07.28

車椅子を必要とする人の理解と介助方法

履修科目『生活支援技術Ⅱ』の中で、車椅子を必要とする人の理解と介助方法の習得を目的とした車椅子体験を取り入れています。

体験日は梅雨の中休みとなり、幸いにも晴天でした。

 

車椅子体験では、本校に隣接しているスポーツ・健康の森公園周辺を車椅子で散策をしました。学生が二人ペアになり、高齢者役、介護者役を交互に体験しました。

普段、何気なく通学で歩いている道ですが、車椅子体験を通して、段差や路面の凸凹により車椅子移動の障壁になることや車椅子に座っているから見える景色の違いを学んだようです。

また、段差や坂道などにおける車椅子の移動介助を通して、介護者として介護技術の習得に取り組んでいました。

 

 ■ 学 生 の 声

【車椅子介護を行って感じたこと】

 ・道路が斜めになっているところが多い。

 ・車椅子を押すテンポ・スピード調整・距離感覚が難しい。

 

【屋外で車椅子に乗車して、感じたこと】

 ・マンホールを渡る時に、すごく上下に揺れて怖かった。

 ・外でまったりするのは気持ちよかった。


スポーツ・健康の森公園周辺を移動介助する学生のみなさん
下り坂を降りる介助
(後ろ向きで降りる)
を行う学生
段差を上る介助を行う学生

おまけ・・・

天候が良く、暑い時間の外出になりました。すると授業の終わりに担任の前坂先生から学生へアイスクリームのプレゼント!! まさかのサプライズに学生は大満足でした。

 

 

20.07.13

高齢者と介護職の健康に不可欠な栄養学

1年次の履修科目『生命科学とスポーツ』では、館川美貴子先生にお越しいただき、「栄養学と運動」をテーマに様々な栄養素の役割や熱中症などについてご講義いただきました。

 

高齢者の健康維持・介護予防には、栄養学がとても重要です。高齢者の中には、偏食や咀嚼機能の低下などにより、栄養不足に陥る方も少なくありません。栄養不足により免疫力が低下すると、風邪をはじめとする感染症にかかりやすくなります。また、筋力低下による歩行能力の低下など様々な影響を及ぼします。

 

一方、介護職の健康管理においても、適切な介護に影響を与えます。このようなことから、栄養学を学び、高齢者の健康維持・介護予防、そして介護職の健康管理の知識を深めています。

 

学生のみなさんは、「栄養素について学べて、今後の介護に活かせる」「熱中症の危険性を学べた」と感想を述べていました。

 

         熱心にメモをとる学生のみなさん

 

 

20.07.03

私たちができること!TIFプロジェクト実施~ZOOMアプリを使った交流~

6月25日(木)にグループホーム 粋交舎の入居者の皆さんとZOOMアプリを使い、交流をしました。

学生は2グループに分かれ、どうすれば入居者の皆さんが楽しんで頂けるのかを第一に、創意工夫と練習を重ねてきました。

 

私たちができること!TIFプロジェクトとは、これまでの介護実習などでお世話になった高齢者、介護職等のみなさんに元気をおくることを目的としたプロジェクトです。

ネーミングにあるTIFは、「私たちができること!T(楽しく)I(いきいき)F(フルパワー)」の略であり、2年生がフルパワーで元気を届けることをイメージして考えたものです。

 

実際にZOOMを使用した
リハーサル風景

 

スクリーン越しに「川の流れのように」、「幸せなら手をたたこう」の歌体操やクイズをして、入居者の皆さんと交流を深めました。入居者の皆さんからは、「楽しかった、いいもん見れた」というお礼をいただきました。また、粋交舎の介護職員の方からは、「入居者の皆さんが喜んでいました」「とてもよかった」と嬉しいお言葉をいただくことができました。

 

学生からも、「やってよかった」という声が聞かれ、入居者の皆さん、学生ともに充実した時間になったようです。

入居者の皆さんと一緒に楽しむ学生

 

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