介護福祉学科

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介護福祉学科の一覧です。

20.01.06

文化と教養(茶道)~クリスマス茶会を楽しむ~

2019年12月17日(火)

高齢者施設では、新年のお祝いとしてお点前をすることがあり、本学科で学んだ茶道が就職先で役に立つこともあります。そのため、2年次に講師 齋藤 かや乃先生をお招きし、お茶の点て方や歩き方、おもてなしの心を学びました。そして、演習で学んだことを披露するクリスマス茶会を開催し、学生、教員にお茶のおもてなしをしました。

クリスマス茶会の装飾
(クリスマスツリー、スノーマン)

侘助(わびすけ)の紅白、
蠟梅(ろうばい)を拝見する学生

 

お点前担当の学生は、気持ちを込めて一つ一つお茶を点てていました。

お客様になった学生からは、「癒される」、「ホット一息ができた」と嬉しい声が聞こえました。

教員も一緒にお茶を頂き、思わず仕事を忘れる時間となり、学生と一緒に過ごす時間を満喫しました。

 

お茶のお点前をする学生

お客様にお茶を配る学生

お茶を楽しむ学生

 

 

 

19.11.27

高校生介護出前講座

11月12日(火)に桜井高等学校へ赴き、生活環境科の3年生を対象とした「介護講座」の授業を行いました。

生活環境科では医療・福祉関係に進路を考えている生徒さんが多いそうで、皆さん熱心に講座を聞いてくれました。

また、実技では「介護をする体験」と「介護をされる体験」を行い、介護の必要性と重要性を感じてもらいました。


まずは、座学を行いました。

「ライフステージと介護力」というテーマで、介護とは何か、介護の必要性について講義を行いました。

生きていく上で、誰もが「介護をする」ことと「介護を受ける」時代になりました。

それを踏まえて、どのような生活をして、どのような人生を歩みたいかを考えてもらいました。

 

実技① 【ボディメカニクスについて学ぶ】

ボディメカニクスとは、自分の骨や筋肉・関節を上手に使って自分も相手も安全・安楽に動かす方法です。

今回は1人の人を4人で持ち上げる体験をしました。

持ち上げる4人は、指で触れている部分だけで、持ち上げます。

最初は、なかなか持ち上がりません。

しかし、ボディメカニクスを使った方法では、体がフッと浮くぐらい、軽く持ち上がりました。

 
実技②【車椅子の使用方法について学ぶ】

近年、商業施設や交通機関など医療機関以外でも車椅子が置かれるようになりました。体が不自由な方々も楽しく買い物や移動ができるように配慮されています。

車椅子はとても便利な用具ですが、使い方を間違えると大変危険です。この機会に正しい使用方法を学びました。

実技③【更衣介助を学ぶ】

2人ペアになり、右手を怪我した人に対して、上着を脱ぐ介助と着てもらう介助を体験してもらいました。

皆さん、更衣介助の原理原則を学んでおり、上手に介助ができていました。

さすが、生活環境科の生徒さんです。

実技④【食事介助を学ぶ】

目隠しをして食事をする体験と、目の不自由な方に食事介助をする体験を行いました。

 

「どうしたら、美味しく食べてもらえるか」を考えてもらいながら食事介助をしてもらいました。

「目隠ししながらお茶を飲むのは怖い」「どれくらいの量を口に運べばよいのわからない」など、お互い意見を出し合い、食事介助を学びました。

 

 

 


最後に「介護は、自分の人生を元気で楽しく・夢を叶え、生きていく為の知識・技術」であることを述べて講座を終了しました。

介護の知識・技術は素晴らしいですね!

 

19.11.22

介護の日フェスティバル

2019年11月10日(日)富山市グランドプラザにおいて、介護の日フェスティバルが開催され、介護福祉学科の1年生が参加しました。

 

介護の日フェスティバルとは、介護の仕事の魅力、やりがいを幅広い人々に知ってもらうことを目的に開催しており、今年で8回目を迎えました。このフェスティバルでは、富山県内の職能団体などによるステージ発表、ブースの催しなど様々な企画があり、当学科の1年生は、「脳から手先までいきいき!もこもこアート(*1)」ブースを担当しました。今回は、来場者に少しでも興味を持ってもらう機会になればと考え、子どもたちの好きな塗り絵を織り交ぜたもこもこアートを作りました。

 

(*1)「もこもこアート」とは

柔らかいスポンジ製の立体シールを使用し、立体的な作品を作るものです。認知症予防や手先の訓練、発想力を高める効果が期待され、子どもから高齢者まで誰もが楽しめます。

 

 

 

ブースの開始に向け、準備に励む学生の皆さん

 

 

当日は天候に恵まれ、多くの来場者でにぎわいました。

参加者は、思い思いのもこもこアートを塗り絵に貼って、楽しい時間を過ごしました。特に子ども達の来場が多く、「楽しい」「かわいい」などの声が飛び交っていました。

 


来場者と交流をする学生達

 

多くの来場者と関わることができ、学生にとっても楽しく有意義な時間となったようです。

このフェスティバルには、富山県内のゆるキャラも多数参加しており、学生はゆるキャラと一緒に写真を撮って楽しむ一幕もありました。


ゆるキャラと記念撮影





19.11.22

介護の基本Ⅱ・介護総合演習Ⅳ~障がい者施設見学~ 9月11日

夏休みが終わり、前期授業も最終段階のこの日、

介護福祉学科全員で障がい者施設見学に行きました。

当学科は1・2年生合同のイベントが多いため、バス移動の際も和気藹々としていました。

 

今年の施設見学場所は、次の3カ所でした。

 ①社会福祉法人「めひの野園」

 ②地域交流カフェ「コラレッカ」

 ③サービス付き高齢者向け住宅「早月の郷」

 

富山市にある、社会福祉法人「めひの野園」に到着。

見学場所である「作業センターふじなみ」について、

事務長の岡部さんから説明を受けながら見学しました。

 

作業センターふじなみは、菌床しいたけの一貫生産を行っています。障がいがあっても働くことのできる環境づくりを経営理念として2005年4月に開設されました。

 

菌床作りから、しいたけ栽培、パック詰めまでの全工程を見学する中で、ここで働く障がい者のみなさんは、活き活きと作業されていました。

その背景には、施設職員の方々が、障がい者の得意分野を観察し、どのような作業に適しているか、コミュニケーションを取りながら、それぞれの能力が生かせる作業工程に配属されていることがあります。

観察力とコミュニケーション力が必要ですね。

 

めひの野園の見学を終え、滑川市に戻ってきました。

午後の見学場所は、当校の関連施設でもあるサービス付き高齢者向け住宅「早月の郷」ですが、その前に併設の地域交流カフェ「コラレッカ」の見学をしました。

 

お昼時ということで、まずは腹ごしらえ。

メニューはパスタまたはカレーでしたが、追加でケーキセットを頼む学生も多くいました。

とても美味しかったです。

 

ここ「コラレッカ」は、地域の方々が交流しやすいよう落ち着いた雰囲気のデザインで、ピアノや赴きのある家具が置いてありました。

コンサートもよく開催されているようです。

 

続いて、サービス付き高齢者向け住宅「早月の郷」を見学しました。コラレッカ同様、今年オープンしたばかりの「早月の郷」は、とても綺麗で落ち着いた雰囲気の施設です。

 

利用者の方も隣にある「コラレッカ」を利用でき、自分の住み慣れた地域で、顔なじみの方といつでも交流できるように施設が整っています。

 

利用者が落ち着いて生活できるように、支援する事が大切であると職員の方から教わりました。

 

今回の施設見学では、障がい者の就労支援についてと、高齢者の方が住み慣れた地域で生活できような支援方法を学ぶ事ができました!

 

見学にご協力いただいた施設の皆様、ありがとうございました。

 

19.11.22

生活支援技術Ⅱ~外出支援演習~ 7月17日

体の不自由な高齢者や障がいのある人にとって、ひとりでの外出は危険が伴い困難です。

そこで、対象者に付き添い外出支援を行い、

 「お買い物がしたい!」

 「春になったら、桜が見たい!」

 「お天気がよいので、海が見たい!」

 「昔、旅行に行ったあの場所に、もう一度行きたい!」

という想いを叶えることも、介護福祉士の仕事の一つです。

 

今回は、外出支援演習として学外に出て、車椅子体験と目隠しをして視覚障がい者役を体験しました。身をもって体験することで、外出に必要な介護技術について自ら考え学ぶことができました。


先発隊は、視覚障がい者体験!

外出コースは、

学校 → ウェーブパークなめりかわ → 学校

でした。

お天気がとても良く外出日和です。

いざ、出発!

 

続いて、車椅子体験も出発!

道が凸凹だと、操作しにくいね。

どうしたら、利用者さんが安心して車椅子に

乗れるかな?

考えながら、学ぼびましょう!

 

まずは、安全に配慮して支援することが大切。

手をあげて、横断しましょう!

目の不自由な人にとっては、とても怖いですね。

 

 

学生:「車椅子が真っ直ぐ押せない!

    道路って斜めにできてますね」

 

先生:「よい気づきですね。

    道路は平坦ではありません。

    雨水が流れやすいよう傾斜しています。

    安全に車椅子を操作するには、どのように

    すればよいか考えてみましょう!」

無事、ウェーブパークなめりかわに到着。

暑い中、お疲れ様でした。

 

熱中症にならないために、体をクール・ダウンしています。

 


休憩終了。

安全に配慮しながら、帰校しましょう!

 

車椅子の点検は済みましたか?

出発前の大切な支援です。

 

 

体の不自由な方が気軽に外出できるように、支援する技術を身につけていきましょう!

 

 

 

 

19.06.20

訪問介護実習に向けて介護技術チェック!

介護総合演習の授業では、介護実習に向けて心構えや予備知識、介護技術チェックを行います。
今度の介護実習は「訪問介護」です。
訪問介護とは、住み慣れた自宅で生活する利用者さんの支援を行う介護です。
訪問介護に必要な技術を、いくつか紹介しましょう。


①訪問時の挨拶


 

玄関先で家族の方に

「こんにちは。

 富山医療福祉専門学校 介護福祉学科

 2年生のマンです。

 よろしくお願いいたします。

 上がってもよろしいでしょうか?」

家族の許可を得てから、家に上がります。

 

家に上がる時は、靴を揃えて上がります。

日本では、玄関で靴を脱ぐ習慣です。

これは、日本の気候や文化、風習によるものだと考えられています。

一説によると「畳」を汚したり、傷つけないようにする為といわれます。

他の国では、靴を脱ぐことが失礼にあたることもあるようです。

 

②掃除の仕方

日本の家屋も洋風建築が増え、バリアフリーにて「畳」を使っている家が少なくなっていると考えられます。

しかし、利用者さんの住み慣れた家には、畳があると考えられますので、畳の掃除の仕方を知っていなければなりません。

 ・畳の縁を踏まない

 ・畳の目に沿って、掃除機をかける

 ・掃除機は、手に持ちながら行う

 ・水拭きする場合は、雑巾を固く絞って拭いた後、

  乾拭きをする

マンさん畳の縁を踏まないようにね!

 

③調理

毎年恒例のりんごの皮むき試験!

金谷先生より、包丁の扱い方と試験について説明を受けます。

皮むき試験後は、卵焼き試験も行います。

訪問介護で、調理をする機会は少なくなりましたが、介護技術として持っていたいです。

金谷先生の厳しいチェックが入ります。

学生は緊張しながらも、手際よく皮むきをしています。
チェック終了後、金谷先生から技術指導を受けています。

実はマンさん、料理は大得意です。

包丁の扱い方は、とても上手です。

ただ、文化の違いで包丁を押して皮をむいたり、切ったりします。

日本では、引きながら切ることが多いです。

色々な切り方を学習しました。

 ・乱切り

 ・銀杏切り

 ・櫛切り

 ・千切り

 ・みじん切り   

         などなど

次は、卵焼きを作ります。

 

卵を割る時、皆さんはどのように割りますか?

マンさんは、包丁で割っていました。

いろいろなやり方がありますね!

味付けは、自分の好きな味付けでします。

マンさんは、塩・砂糖・こしょうを入れていました。

ごま油を引いて、火加減に注意しながら焼いていきます。

マンさん、焦げないようにね。

「上手に焼けてるね。」

と聞くと

「家で、練習してきました!」

と自信満々に回答をしてくれた砂原君。

お見事!

上手に焼けました!

主婦をしている学生さんもいます。

お子さんのお弁当に入れるときに一工夫されているそうです。

切り方一つで違いますね。

最後は皆さんで「いただきます!」

お互いの卵焼きを味見しました。

 

りんごは、コンポートにして翌日、美味しくいただきました!

 

全国の55歳以上の男女を対象にした「高齢者の健康に関する調査(2012)」で、「最期をむかえたい場所」として約5割の人が「自宅」を選んでいます。

また「配偶者に最期をむかえさせたい場所」として約6割が「自宅」を希望しています。

人は介護が必要な状態にあっても、最期は住み慣れた自宅でむかえたい、むかえさせたいと希望している現状がわかります。

参考文献:最新 介護福祉士養成講座 生活支援技術Ⅲより


皆さんの大切な人が、病気や障がいで介護が必要になった時、皆さんは何ができますか?

私たちと一緒に介護について考えてみませんか?

 

19.06.10

介護の基本Ⅱ~地域で生活する人を理解しよう!~

介護福祉士は、病気や障がいにより自分らしい生活が困難な赤ちゃんから高齢者、そして、その家族を支援します。

自分らしい生活の支援には、これら介護を必要とする人の個別性を理解することが大切です。

その中の1つに、その人が生活している地域を知ることが挙げられます。

1年次「介護の基本Ⅱ」の授業では、グループ別に各地域について調べ、それぞれ発表しました。

それでは、その様子を見てみましょう。



今回は、3グループに分かれて、富山・沖縄・モンゴルについて調べて発表しました。

 

1グループ目の発表は、富山県です。

私たちが住んでいる富山県ですが、どれだけ富山県のことを知っているでしょうか?

今年の1年生は、本校のある滑川市だけでなく、魚津市、黒部市、高岡市、砺波市など複数の地域から通学しています。

 

富山県内でも、「地域性」がありましたね。


 

2グループ目の発表は、沖縄県です。

 

なぜ、沖縄県を調べたのでしょうか?

 

富山県と比較して

・暖かい地域である。

・出生率が高い。

・観光者が多い。     などなど

 

富山県との違いが多い地域であると考え、調べたそうです。

気候や食べ物、言葉など富山県と多くの違いがあることを発表しました。地域によって人柄も違っていましたね。


 

 

3グループ目の発表は、モンゴルです。

 

今年の1年生にはモンゴルからの留学生が在籍しており、

モンゴルについて調べました。

 

 

 

日本の介護分野では、国際化がとても進んでいます。

これからの介護福祉士は、日本だけではなく海外の方の

「地域性」も学ぶ必要があります。

モンゴルの食事は「お肉がなければ食事ではない」

といわれるほど、お肉を食べる地域であると発表されました。

そして「女性が強い!」そうです。


地域を理解することで、その人のことを理解します。

その人のことを理解することで、その人らしさを理解します。

皆さん、その人らしさを理解できる介護福祉士になってみませんか?

「その人の為に、何が出来るか」一緒に考えていきましょう!

 

19.05.24

学科内交流会~介護福祉学科の親睦を深めよう~

4月25日は『平成』最後の学科内交流会でした。
平成9年に介護福祉学科が開設されて以来、22年続く伝統行事です。
元号が『令和』に変わっても、介護福祉学科の伝統は変わりません!

 

この学科内交流会は、親睦を深めるだけでなく、各学年の目標を定めて行っています。
2年生は、介護福祉とレクリエーションの授業で学んだことを実践する場です。
1年生は、地域と触れ合いながら介護福祉士にとって大切な心を育てるという目標があります。
 さあ、皆さん目的意識を持ちながら、親睦を深めて楽しみましょう。

 

今年度の研修内容は・・・

①滑川宿場街道巡りウォークラリーと俳句作り

②グループ別ランチ

③ほたるいかミュージアム見学

 

開催にあたり、科目担当の住田先生よりご挨拶をいただきました。

研修①のウォークラリーに出発する前に、2年生が授業で企画したリズム体操でウォーミングアップ!

小雨の降る肌寒い天気のため、温まった体が冷えないよう防寒対策をしてスタートを待ちます。

 

学年の垣根を越えて親睦を深めてもらおうと、1・2年生混合でチーム編成がされています。

スタート前から会話が弾んでいました。

学校横にあるスポーツ・健康の森公園に到着しました。

ポイントを探して、問題を見てみると・・・

 

・ウォーキングコースの全長は何m?

・観客席の数は?

・避難所になっていますが、どんな機能がありますか?

などなど

 


続いて、こども元気広場に到着。

 

「遊具の土管の直径は何cmありますか?」

という問題。


皆で一生懸命に問題の答えを考えている中、

土手に何やら黒い影が・・・

「新入生の人気者」参上!!

とても楽しく和気あいあいと進んでいきました。

 

その後、グループ毎に俳句も作成しました。

続いて、ほたるいかミュージアムへ移動し研修②。

チームで昼食を食べた後、デザートタイム!

画像は、1・2年生の女子グループです。

 

介護福祉学科の親睦が深まっているようです。

研修③ ほたるいかミュージアム見学

 

館内を見学後、全員で記念撮影!!

笑顔がいっぱいみられました。

学校へ戻り、炭田先生から、レクリエーションについてご指導いただきました。

レクリエーション財(※)は、「森の中のリス」でした。

 

※レクリエーション財とは

 レクリエーションを実践するときに必要となるさまざまな文化財


「おおかみが来たぞ!」

「きこりが来たぞ!」

「嵐が来たぞ!」

 

高齢の集団レクゲームから、インストラクターとしての指導方法を体験しました。

最後に表彰式が行われ、ウォークラリーの順位と俳句の優秀グループが発表されました。

怪我もなく無事に全てのスケジュールを終え、閉会式。

2年生のホーム長からの閉会挨拶で締めくくりました。

介護福祉士は、人間関係を大切にする職業です。

親睦を深めるにはコミュニケーションが大切であり、言葉(言語)だけでなく、運動や遊びを使ったレクリエーションは人との関係性をより深めてくれます。

今回の学科内交流会を通じて、人との関係性について多くの学びがあったことでしょう。

19.05.10

介護予防講座「にこにこサロン」で地域と交流

滑川市上梅沢町内会から地域福祉事業「介護予防講座 にこにこサロン」のご依頼を受け、4月20日(土)、同公民館にて金谷学科長が介護予防の出張講演を行いました。

今回のテーマは「介護で使うアロマ体験」で、15名(男性6名 女性9名)が参加されました。

 

最初に、健康茶が配られリラックスしたのち、今回のサロンで行う手浴について、プロジェクターを使ってミニ講義を行いました。

手浴の目的・効果として、次の5つが挙げられます。
①手の清潔を保つ。
②さっぱり感・爽快感があるため、体調が悪くて入浴できない場合でも満足感が得られる。
③血行が促進され身体も温まる。⇒安眠への効果がある。
④関節の拘縮がある場合は、温めて筋肉を緩めることで予防とリハビリになる。
⑤爪もやわらかくなるので、切りやすくなる。


では皆さん、やってみましょう!

男女ペアになって、手浴⇒清拭(蒸しタオル)を交替して行いました。最初は照れくさそうでしたが、演習が進むと『にこにこ』と笑い声が飛び交いました。

 

リラックスできる雰囲気作りに配慮し、ビブラフォンの音楽を聴きながら実施しました。
心地よい、ゆったりとした時間が流れ、リラクゼーション効果が高まったようです。

ケアする側も、心の落ち着きを感じられました。

 

ここで、手浴の方法をご紹介します。

ぜひやってみてください。

 

【準備するもの】

・タオルやバスタオル

・防水シーツ

・洗面器

・バケツ(汚水用)

・お湯(38~40℃)

・アロマ(市販のお風呂用ハーブ)

【手順】

①ぬるめのお湯(38~40℃)を洗面器に準備し、手を 入れます。(今日はラベンダー湯)

②しばらくしてから、手の甲や手のひら、指の間をきれい に洗います。

③洗面器のお湯を変えて、ひしゃくで、かけ湯をします。

④かけ湯後は、タオルで水分をしっかり拭き取りましょう。

手浴の後は、蒸しタオルで手を温め、清拭を行いました!

最後に、ハンドクリームを使って皮膚への保護と手のひらや指、手首の筋肉・関節のリハビリをして終了です。

皆さんから「気持ちいいね!」、「手が温まるわ!」という感想と『にこにこ』をいただきました。

 

様々な介護技術がありますが、今回はその中の一つ『手浴』を行いました。触れ合うことで、安心感を与えることができることから、臨床ではターミナルケア(終末期ケア)、重度の障がいを持つ方、認知症の方にも実施されています。

私たちは、今後もこのような形で地域に貢献するとともに、多くの方に介護に興味を持っていただけるよう普及ができればと考えております。

 

19.04.15

対面式

 

対面式は、介護福祉学科伝統の行事。
新入生にとっては、初めての先輩との顔合わせ。
2年生にとっては、初の後輩となります。
毎年、2年生がレクリエーションを企画し
楽しい時間を過ごせるようにしています。

初顔合わせなので、緊張感がありました。

 

 

金谷先生からご挨拶。
2年生が黒板の絵を描いてくれました。
今年も留学生が入学しましたので、
留学生の母国語で歓迎しました。
これから交流を深めて外国の文化も学んで
いきます。

 

くじ引きで、グループ編成した後、
一人ひとり、自己紹介を行いました。
自己紹介後、
2年生がレクリエーション財の説明を
しながら1年生と楽しく交流しました。


 

最初のレクリエーションは・・・
「たんぽぽシャッフル」

2年生、留学生のマンさん!
とても上手に点数を取っていました!

 


 

 

 

続いて、新入生の留学生、ウンダルマさん!

10点を通り越して・・・8点!
初めてにしては、上出来!


 

2つ目のレクリエーションは・・・
「スカットボール」

先輩方に見守られながら第1打!
何点に入ったかな?


 

 

 

続いて、先輩。さすがです!

多くの学生は外していましたが、
1打目をしっかりと入れて、1点ゲット!
2打目は、5点を狙ってます!

 

終わりは先生方から一言ずつ。
 
「みなさん笑顔で、楽しい時間を過ごせ
  ました。これから授業が始まります。
  頑張っていきましょう。
  2年生のみなさん、楽しい企画をして
  くださってありがとう!」

 

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