社会人入学をご検討中の方へ

HOME > 学科紹介 > 看護学科 > 社会人入学をご検討中の方へ

 

看護学科への社会人入学をご検討中の皆さんへ


看護学科では、これまで多くの社会人経験者が入学し、国家資格を取得して新たな人生を歩んでいます。 年齢や過去の経験に関係なく、自分らしい道を切り拓くことができる環境がここにあります。

看護師は、高い就職率と安定した収入を得られることも、大きな魅力のひとつです。 未来の自分を信じて、一歩踏み出してみませんか。

 

 

 1、社会人入学生の割合、年代・男女比、入学前の職業

社会人経験を経て再び学校で学ぶことは、夢や希望を抱く一方で、不安な点も多いと思います。実際に、当学科に入学した社会人入学生は、入学に至るまでに様々な心の葛藤があったようです。環境が大きく変わるのですから当然のことです。

 

そこで、当学科へ社会人入学をご検討中の方に参考にしていただければと、社会人入学生について様々な情報をまとめました。ご相談やご質問も随時受け付けておりますので、ご連絡ください。

 

※統計対象:2016~2025年度入学生データに基づく


(1)社会人入学生の割合

過去10年間の統計データを見ていただくと、社会人入学生の割合が比較的高いことがわかります。

年度によって多少のばらつきはありますが、低い年でも13%、高い年には48%に達するなど、社会人の方々に広く門戸を開いています。

 

 


 

(2)入学時の年代

過去10年間の入学者の年代別割合を見ると、最も多いのは20代で、次いで30代が多く見受けられます。小さなお子さんを持つお母さんの入学も多く、主婦と学業の両立は決して容易ではありませんが、夏季休業などの長期休業には子どもたちと一緒に過ごす時間が確保できるという利点もあるようです。

 

さらに、お子さんの成長に伴い手がかからなくなってから、学び直しに挑戦される方もいらっしゃいます。データには含まれていませんが、2016年以前には50代の方もいらっしゃいました。

 

看護師は、年齢を問わず長く働ける職業であり、学び直しに「遅すぎる」ということはありません。年齢にかかわらず、自身のタイミングで新たな学びに踏み出す方が多くいらっしゃいます。


(3)入学時の男女比

男女比も年度によるばらつきがあります。女性の社会人入学者は全体の9%〜31%、男性は0%〜24%と、女性の割合が比較的高い傾向にはありますが、年によっては男女半々の割合になることもありました。

 

厚生労働省の「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、 看護師全体における男性の割合は8.6%です。 平成30年は7.8%、令和2年は8.1%で、男性看護師の割合は年々増えていることがわかります。看護の現場では、性別にとらわれない多様性が求められており、それぞれの人が持つ経験や個性が大切にされています。

 

 

(4)入学前の職業

これまで様々な経歴を持つ方々が、当学科に入学されました。看護と直接関わりのある職種の方もいれば、まったく異なる分野から新たな挑戦を選ばれた方もいます。

 

入学にあたって、これまでの職業経験が看護に関係している必要はありません。人を支えたいという気持ち、人生経験を誰かの力にしたいという思い、それこそが、看護師を目指す原動力となります。多様な経験が、新しい視点や温かさをもたらし、看護の現場での大きな力となります。

 

 

■ 入学前の職業例

 接客販売、保険外交員、一般事務、営業、コールセンターオペレーター、製造業、警察官

 測量、設計、医療事務、臨床工学士、生活支援員、介護福祉士、ケアマネージャー、介護助手

 准看護師、看護助手、歯科助手 など

 

 

 

 2、特待生制度や奨学金の活用で在学中の経済的負担を軽減

多くの社会人入学生が、入学までに不安に感じたこととして「在学中の経済的負担」を挙げていました。

当校では、学生の経済的な負担軽減のため、特待生制度を設けている他、各種奨学金の紹介やサポートを行っています。


(1)A特待生制度【対象:新入生】

当校は、成績優秀者に対して特待生制度を設けています。A特待生制度は、給費生選抜に合格した新入生を対象としており、入学金を全額免除かつ初年度の授業料を半額免除します。また、進級時に学業成績・人物ともに優れ、他の模範となり得るA特待生には、次年度の授業料の半額を給付します。


(2)B特待生制度【対象:在校生】

B特待生制度は在校生が対象で、進級時に学業成績・人物ともに優れ、他の模範となり得る学生に、次年度の授業料の半額を給付します。 


(3)各種奨学金のサポート

当校では、日本学生支援機構や富山県奨学資金の他、当校の同一法人である社会福祉法人周山会の奨学金制度、富山県看護学生修学資金、県内の医療機関の奨学金を紹介しています。


特待生制度や奨学金については特設ページを設けておりますので、詳細は各ページをご覧ください。

 

 

 

 3、高い就職率

 

看護学科では、県内の実習病院を中心に充実した実践教育を展開しており、毎年高い就職率を誇っています。卒業生の多くが県内外の総合病院へと就職し、医療現場で即戦力として活躍しています。

 

学内には専用の就職情報コーナーを設けており、求人情報の提供や進路相談などを通じて、学生のキャリア形成を力強く支援しています。

 

さらに、2年次から就職活動に関する特別学習を行い、3年次には教員による履歴書の添削や面接指導など、きめ細やかなサポートを行っています。

 

 

 

 4、卒業後の安定した収入

看護師は国家資格であるため、収入面においても安定性が期待できます。下表の通り、資格に裏付けられた専門職として、地域や施設に関わらず一定水準以上の給与が保証されており、経済的な自立にも大きく貢献します。

 

  平均勤続年数 平均年収 平均月収(月) 平均賞与(年)
40代平均 11.75 年 5,367,450 円 366,200 円 973,050 円
30代平均 6.95 年 4,862,300 円 337,150 円 816,500 円

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」より

 

 

 

 5、社会人入学者(卒業生)の声

 

(1)入学の動機

  • 子育てしていく上で、安定した収入が欲しかった。
  • 元から人と接する仕事が好きだった。
  • 定年まで働くことができ、子どもたちにやりたいこともさせてあげられるよう生活の基盤をしっかりしたいと思った。
  • 准看護師の資格を持っており、正看護師の資格を取りたかった。

 

(2)入学前に不安だったこと

  • 就学中は収入が少なくなるため、生活への不安が大きかった。
  • 勉強についていけるかと、実習も長期間あるため、学生と家庭の両立ができるか不安があった。

 

(3)社会人として学んだ感想(良かったこと、困ったことなど)

  • 家事の合間が勉強時間だったが、限られた時間だからこそ集中して勉強できた。
  • 同じように家庭をもった方がおられたので、お互い励まし合って頑張ることができた。
  • 先生方も、色々と相談にのってくれてとても心強かった。
  • 子どもが病気の時などで休まざるを得ない時、出席日数が足りるか心配だったが、家族や病児保育に助けられた。
  • 家庭があったので、子どもや家の事との両立が難しく、家族の協力がないと大変だった。
  • 一度、社会に出てきたからこそ、学び直しができる楽しさやありがたさを実感できた。
  • 朝・夕と食堂が解放されていたので、自己学習ができた。

 

(4)卒業生からのメッセージ・現在(卒業後)の感想

在学中の3年間、夫にも苦労を掛けましたが、今では進学させてよかったと言ってもらています。
やりたいと思ったことを、その時に始めないと後悔します。何歳になっても遅いことはないと思います。

 

卒業後は安定した収入です。おかげで子どものやりたい事をやらせることができ、また、自分への投資も以前よりできています。

 

いくつになっても学ぶことは楽しいと思います。自分は、社会人として入学し、新しい環境で学んだことで、自分の価値観や人生観も変わり、より豊かな人生になったと思います。医療は日々進化しているので、新しい知識や技術を学ぶことは必要だと思いました。

 


社会人経験は、学びの場でも大きな力になります。

これまでのキャリアを活かしながら、次のステージへ進みませんか?

 

「自分に合っているか不安」「アルバイトと両立はできる?」など、気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。入学に関する疑問や不安にお答えする個別相談会も開催しておりますので、ぜひご参加ください。