理事長挨拶
本校は、社会福祉法人周山会を母体とし、平成8年4月に理学療法学科、作業療法学科で開校され、平成9年4月に介護福祉学科、平成18年4月に看護学科を増設しました。平成29年3月の今日に至るまで本校を巣立って行った卒業生諸君の数は、理学療法学科473名、作業療法学科316名、看護学科207名、介護福祉学科653名に上り、これらの卒業生の皆さんは、富山県を中心とした医療、福祉の現場で欠かせない人材として活躍されています。こうして、開学以来20年間にわたり、それぞれの分野の資格免許を併せ持つ人材の育成を継続してきました。そして、開学以来の国家試験の合格率は全学科において95%以上という高い数字を残してきました。
本格的な少子高齢化を迎えようとしている現在の社会では、心身共に健やかな生活を送ろうと、健康に対する関心はますます高まっています。また、生活の質を重視した健康観が求められ、医療福祉の提供の仕方が、病院や施設から在宅を含めた地域社会に大きく転換されようとしています。このような状況において、健康増進から看取りまでの広範で多様な健康問題に対応できる人材の育成が本校の目標です。しかし、こうした時代の環境の変化に対応するためには、教育も柔軟な思考や視点を持って対応して行かねば、社会のニーズに即した有能な人材を輩出は出来ません。
今後ともより多くの皆様のご指導とあたたかいお力添えをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人周山会 富山医療福祉専門学校
理事長 小林 寿夫
学校長挨拶
教育と医療福祉をないがしろにしてかつて栄えた民族、国家はない
―創設者・山田禎一のことば―
身近な地域社会も同じです。1996(平成8)年4月、「人間尊重の精神を持った医療と福祉のエキスパートを育成し、地域の保健・医療・福祉に貢献する」ことを使命として、本校は開校しました。
教育理念は「知識力、人間性、対応力で有用の人に」であり、人の一生の「健康増進から看取りまでの広範で多様な健康問題に対応できる人材の育成」を目指しています。知識力はあなたが獲得する情報・理解・技術であり、人間性はあなたの正しい行動・思考・感覚の習慣です。専門分野の知識力をあなたの人間性で実際に応用する、その力が人と社会に役立つ。それが人間力です。
ここ「静かで平和な町 なめりかわ」は、雄大な北アルプス立山連峰を仰ぎ見、さわやかな大気と美しい緑に恵まれています。本校には人間尊重の志を抱き、専門分野の学業に励み、健康な心身を育み、人間力の向上を目指すにふさわしい環境があります。
専門分野に必要な教育をバランスよく効率的に受けられるカリキュラムに、「少人数教育」と「問題解決型教育」を取り入れ、一人ひとりが自立した専門職に育つよう、教職員の強力なサポートを用意しています。
さあ今、扉を開けて、仰ぎ見るあの剣岳や立山を目指すように、仲間とともに、志を高く歩み始めましょう。応援します。
このいのちが一粒の雨であるなら、
大地を潤す恵みの雨でありたい。
このいのちが一片の雪であるなら、
ひとの心に優しい雪でありたい。
このいのちが一本の木であるなら、
仲間とともに大地に根を張って、
大空を仰いで生きたい。
四十六億年の地球の、
人間のいのちだから、
わたしはそうしたい。
富山医療福祉専門学校
学校長 長谷川 成樹