18.11.07

3年生:特別講義「フットケア」

成人看護学方法論Ⅱの特別講義として、厚生連滑川病院 フットケア外来担当 西-2病棟主任看護師 高島 英子先生を講師にお招きし、フットケアについて講義と演習がありました。フットケアは、高齢者・糖尿病患者などのQOL(生活の質)を向上するために、大変重要なものです。予防が不十分であったり、医療者のケアがなされず足が切断になるケースもあるため、アメリカではフットケアの専門職や専門病院があり、高齢者や糖尿病の足病変の予防と治療に成果をあげています。


日本においても、効果的な医療手段として関心が高まってきており、フットケアがチーム医療として浸透しつつあります。特に血管外科、整形外科、内科、皮膚科においては、まだ患者ケアが行き届いていないといわれており、患者のQOLはもちろんのこと、医療の効率化と質の向上の面でも大変注目されています。

 

専門分野Ⅱ実習を終えた3年生は、患者さんの援助である足浴を経験していますが、今回の特別講義を通じて、爪の処置方法、痛みによって転倒リスクにつながること、観察を通して異常の早期発見ができることなど、改めてフットケアの重要性について学ぶことができました。