看護学科

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看護学科の一覧です。

23.03.13

2022年度 看護学科卒業式

日差しの中に春の気配が感じられる季節となった3月9日、当校の卒業式が挙行されました。

今年度も新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、学科毎での開催となりました。

看護学科では、27名の卒業生が巣立っていきました。

 

 

長谷川学校長より、卒業生の代表者に卒業証書が授与されました。

 

次に、優秀な卒業生に贈られる創設者 山田禎一賞が、小林理事長より授与されました。

 

卒業生の謝辞
在校生からの花束贈呈

 

最後はマスクを外し、かわいい笑顔で集合写真を撮りました。

 

4月からは看護師として働き始めます。

健康に気を付けて、思いやりを持った素敵な看護師になれるように頑張ってくださいね。

 

23.03.07

地域・在宅看護論概論Ⅰ(演習・校外学習)

今年度からカリキュラムが改正となり、昨年度まで「在宅看護論」としていた領域が「地域・在宅看護論」と名称を変え、統合分野の位置づけから基礎看護学に次ぐ位置づけとなりました。

その中で「地域・在宅看護論概論Ⅰ」は新カリキュラムとなって初めて開講した科目です。

授業を通して、地域生活の中に実践されている看護を理解することを目指し、①地域の特徴を調べ、②地域の方の生活を聞き、生活の中にある健康を維持するための方法を学びました。

 

① 地域の特徴調べ

7つのグループに分かれて滑川市にある7つの小学校それぞれの半径4㎞圏内を巡り、地域の特徴についてまとめ・発表をしました。

 

 

②地域の方の生活を聞き、生活の中にある健康を維持するための方法を学ぶ

地域で元気に生活される住民の方から、その秘訣を聞くために介護予防教室に参加しました。

今年は、2月9日に寺家会館へ、2月21日に追分会館へお邪魔しました。

地域の会館に週1回~月1回集まり、地域包括支援センター作成の映像に合わせて、キラピカ体操を行いました。

 

 

車を運転して来られる方や歩いて来られる方、60~90歳代(最高齢93歳)の元気な方が、会館に続々と集まります。

音楽に合わせてテンポよく、左右非対称の動きやスクワット運動を次々にこなされていました。

干支のカレンダー作りやコロナ禍以前は昼食を作って、一緒に食べることが楽しみだったと話されていました。

 

座談会では

  • 溝にはまって転倒するまで(怪我はしなかった)自転車に乗っていた。みんなに会えるのが楽しみ。(93歳女性)
  • 長年売薬をしていた。最近は畑仕事に精をだし、家で採れた野菜を食べている。(88歳男性)
  • 万歩計を付けて毎日歩いている。(70歳代女性)
  • お世話をしている方がいるからこの集まりが続いている。有難い。
  • 参加されている男性は市議会議員さんや歴代の町内会長さんです。
  • 現在の身体の困りごとを看護学生さんに聞いてみたい。どんな看護師になりたいですか?
  • 地域の方がここに集い、体操や交流を図ることで、家に閉じ籠ることなく社会活動を続けることが出来ている。
  • みんなの元気な顔を見ることで元気を貰えるし、その日お休みした方がいれば案じている。

 

 

学生の感想

  • 参加者の心の持ちようや考え方がとても若いと思った。
  • とても良いコミュニケーションの場となっている。
  • 良い生活習慣があると病気や筋力低下を予防できることが分かった。
  • 自分が思う高齢の方のイメージと実際は大きく違っていた。
  • 生活の中に楽しさや生きる意味を見出し、それを共有することで会話が増えている。
  • 「将来をよろしくね。」という言葉を貰い、信頼して頂ける看護師になろうと強く思った。

 

23.03.03

高齢者疑似体験・福祉用具体験

2月24日、富山県介護実習普及センター(サンシップ)にて高齢者疑似体験に行ってきました。

※2023年4月より富山県介護実習普及センターは「とやま介護テクノロジー普及・推進センター」に名称が変わります。

1月に実施予定でしたが、新型コロナ感染拡大の影響で延期していた体験です。

 

担当の先生方の指導のもと、サポーターや重り、眼鏡で一気に後期高齢者の体感となりました。

体験後には、

  • 思った以上に見えにくく、日常生活で苦労することが多くあるだろうなと思った。
  • 身体がずっと重くて、何もしたくない感じがした。
  • 高齢者が猫背になる理由がわかった。
  • 視覚と聴覚が鈍くなることが特にストレスだった。
  • 杖の重要性がわかった。

などの感想を述べていました。

 

また、介助したことによって、

  • 私たちが当たり前にできることも高齢者にとっては難しくて時間のかかることだと分かった。もっと優しく関わりたいです。
  • 何か困っていそうな方がおられたら、積極的に手伝ってあげたいと思った。
  • 生活する上での厳しさを体験して、高齢者の気持ちが少し理解できたので、相手のことを考えながらかかわっていきたい。

 

ベッド、移動介助用具、歩行介助グッズ、食事介助・排泄関連グッズなど色々な福祉用具にふれ、一部体験することで理解が深まったようでした。

 

今、サンシップは改修中で、次年度から介護ロボットを中心にリニューアルの予定とのことです。

どんな風になるのか、今から楽しみですね。

 

23.02.28

老年看護学Ⅰ実習にて:つるぎの庭(上市町)

老年看護学Ⅰ実習でのレクリエーション風景-第3弾-をお届けいたします。

まずは「どんぐりコロコロ体操」。

「どんぐりコロコロ」の歌にのせて、手足を動かし体のウォーミングアップ。

この体操は、普段使わない筋肉を動かすことで、関節痛予防や認知力低下予防に効果があります。

 

身体がほぐれたところで、次は「ジェスチャークイズゲーム」。

脳がほぐれ、脳の機能も活発になります。

「ジェスチャークイズゲーム」はジェスチャーとクイズを合わせることで、認知機能や記憶力、判断力のパワーアップが期待できます。

皆さんの歌ごえと笑顔、歓声と拍手が、新しい春のほほえみとなって会場を包み、素敵なひと時となりました。

 

 

23.02.14

老年看護学Ⅰ実習「なごみ学級」

2年生は1月24日~2月9日の間、領域別実習(1クール目)に臨みました。

同一法人のなごみ苑では、実習中の3人が老年看護学Ⅰ実習の一環として2月3日(金)にレクリエーション「なごみ学級」を開きました。

 

まず初めにリズム体操を行い、『365歩のマーチ』の曲に合わせて身体を動かしました。

学生の振りを真似してみなさん楽しそうでした。

普段、なかなか体操ができない療養者さんもたくさん参加してくださいました。

 

 

リズム体操で身体を動かした後は、クイズで頭の体操も行いました。

クイズ「日本で一番面積が小さい県は?」 → 答え「香川県」

など学生が用意した問題に、皆さん真剣に考えて答えてくださいました。

 

 

学生は今回の「なごみ学級」を開催するにあたり、

「どんな催しにすれば楽しんで貰えるのかな?」

「受け持ちの療養者さんは歌が好きだから歌を入れようかな?」

「みなさんが分かる曲にしたいね。」

など療養者さんの立場に立って、色々考えて企画しました。

体操は、本番の披露に向け何度も3人で合わせながら練習しました。

 

初めて企画したレクリエーションでしたが、療養者の皆さんに楽しんでいただけている様子を見て学生は喜んでいました。

企画した者が楽しむ事で、参加してくださった方々に楽しいひと時を届けることができました。

 

23.02.10

老年看護学Ⅰ実習 レクリエーション活動:節分会

1月24日から2年生の専門分野Ⅱ実習(領域別実習)が始まりました。

老年看護学Ⅰ実習では、滑川市内や近隣の老人保健施設にて実習します。

施設で入所する高齢者の特徴を全人的に理解し生活機能を整える援助ができること、多様な価値観を受容し良好な人間関係を築くことができること、そして施設・地域における関係職種・機関との連携・調整について学び、看護職の役割について理解することを目的とした実習です。

 

実習施設である魚津老人保健施設では、2月1日に節分会があり、学生2名が鬼役となってレクリエーション活動を盛り上げました。

節分の由来や豆まきについて説明があり、その後、豆に見立てた新聞紙で作ったボールを利用者の方々が鬼に当てる豆まき大会をしました。

「投げるよ~」「痛くない?」そんな言葉が飛び交い、手加減しながら当ててくださる優しい利用者の皆さんでした。

 

学生は、このようなレクリエーション活動が施設で生活する方々の心身機能を高め、他者との交流によって社会的交流を広げる目的があること、精神的安定を保持しADLやQOLの維持・向上に役立つということを実感しながら参加していました。

 

学生の感想

  • 笑顔と活気に溢れた節分の豆まきでした。いつもとは違う利用者さんの一面を見ることができました。
  • 豆まきをして楽しそうな様子の利用者さんたちから、逆に学生の自分たちが元気を貰いました。
  • スタッフの方々は利用者さん一人一人に声を掛け、準備から後始末まで各自役割を持ち一緒に楽しんでいる姿も印象的でした。

 

 

22.12.22

ケーススタディ発表会

本格的な冬が到来した12月初旬。2022年度ケーススタディ発表会が行われました。

3年生が自らの看護実践を研究的な視点でまとめ、発表しました。

多くの聴衆の前に立ち発表すること、後輩や教員からの鋭い質問、その質問への応答など、様々な緊張の中で精一杯、自分の看護実践と学びを響き渡らせることができました。


 


発表を終えた3年生は、実践した看護を文献を使って深く考察し、論文としてまとめあげた達成感、看護実践が患者さんにもたらす変化の手ごたえを胸に、プロフェッショナルへの歩みをまた一歩進めました。

 

 

 

22.12.15

在宅看護論方法論Ⅰ演習(2年生)

在宅看護論方法論Ⅰでは「在宅で療養する意味を理解し、在宅看護における日常生活援助の具体的方法を理解する」を単元目標とし、社会資源を活用、用具の工夫など、在宅で療養する意味を理解し、個別の環境をいかした日常生活援助の基本技術について学習します。

 

最終講義では、訪問看護(在宅看護)の場面を想定し、「在宅での日常生活援助」の事例演習を行いました。

グループに分かれ、それぞれの役割(療養者・訪問看護師・介護者)を担当することで、在宅療養について更に理解を深めることが目的です。

【 事 例 】
Aさんは80歳代女性、脳梗塞を発症し入院、急性期・回復期リハビリテーションが終了し、在宅療養へ移行となりました。後遺症として麻痺が残り嚥下障害もあるため胃瘻を造設、夫と二人暮らしとなり訪問看護が開始となった設定です。

各グループ、日常生活援助内容を決め、計画を立て実施していきます。

療養者になりきる学生、訪問看護師役となり介護者と一緒に援助をしています。


 

自立排泄動作の確立に向けた
ポータブルトイレへの移乗
気分転換を兼ねた外出
このあと花を生けました

 

食べる楽しみを失わせないための嚥下訓練
少しづつ経口摂取できるような関わり
お風呂に入りたいとの希望を叶えるため
安全な入浴介助の場面設定

 

在宅療養生活を続けるために必要な
福祉用具について提案する様子
療養者にとっても介護者にとっても
安全で負担のない車椅子移乗の方法を指導

 


 

演習を終えて(学生のレポートより)

  • 適切な援助方法により、低下しているADL* を取り戻す支援に繋がることがわかった。
  • Aさんのような残存機能を活かし住み慣れた家で、活動範囲を拡大できるような支援をしたいと思った。
  • 本人と家族が目標を持って、Aさんらしさを発揮し在宅療養生活を継続できるよう支えていくことが重要であると感じた。
  • 病院では患者さんであるが、在宅療養者は「生活する人」であることを忘れずに関わっていきたい。
  • 日常生活援助は療養者の生活習慣や価値観を大切にしていかなければならないと改めて感じた。
  • 在宅看護に興味を持った。在宅実習ではもっと実際の療養生活と看護者との関わりついて知りたい。
  • 療養者だけではなく家族、その背景も訪問看護の対象であることが理解できた
  • どうしたら安心して療養生活が送れるのかグループ内で考え、演習に活かすことができた。

* ALD(日常生活動作):食事や移動、排泄など日常生活の中で生じる基本的な動作のこと。

 

2年生は今、各領域における看護過程の展開をしています。

年が明ければいよいよ領域別実習が始まります。

これまでの学びを生かし、有意義な実習となることを願っています。

 

22.12.01

第16回 立志式

雄大な立山連峰のパノラマが映えるさわやかな秋空の下、11月25日(金)に2022年度「立志式」が執り行われました。

 

今年度の戴帽生は2年生28名。

10月17日(月)~11月2日(水)まで13日間の基礎看護学Ⅱ実習を終えたばかりの学生たちです。

新型コロナウイルスの対応で受け入れ停止期間のあった実習病院もあり、全員が13日間の臨地実習とはいきませんでしたが、それぞれが病床に在る患者様を想い、そして回復を願い、必要とされる看護について考え実践しました。

 

実習終了後、休み時間を利用し短い期間で「ナイチンゲール誓詞」、第16期生「誓いの言葉」を練習し当日を迎えました。その様子を紹介します。

 

 

看護学科長より、男子は胸元にハンカチーフを、女子は看護師の象徴ともいえるナースキャップをいただく『戴帽の儀』です。

看護師としての自覚や責任の重さを感じることができたのではないかと思います。

その後、式はキャンドルサービスに移ります。

ナイチンゲールの看護の心を受け継ぐべく『灯』をいただきます。 そして、28名が声を揃えて「ナイチンゲール誓詞」さらに第16期生「誓いの言葉」を唱和しました。


私たちは
どんな時も笑顔を絶やさず
人々に思いやりの心を持って接します

 

私たちは
看護師を志す者として
自覚と責任を持ち
何事にも誠実に向き合います

 

私たちは
仲間と協力し合い向上心を持って
患者さんの心に寄り添う看護を行うために
努力することを誓います


学校長から式辞、在校生からのお祝いの言葉や花束贈呈と滞りなく立志式が行われ、式終了後の集合写真では、零れんばかりの笑みと誇らしげな表情が印象的でした。

 

年が明けると、いよいよ専門分野Ⅱ実習が始まります。

様々な年代・健康レベルにある患者さんと出会い、悩みながらも成長していく学生たちを見守り、支えていきたいと思います。

 

22.10.13

2年生演習 一次救命処置(9月20日)

2年生「基礎看護学方法論Ⅷ」の授業では、救急看護に必要な技術について演習を行いました。

済生会富山病院の救急外来副師長 森先生を講師としてお招きし、心マッサージやAEDなどの一次救命処置についてご教授いただきました。

 

意識を失った患者の脈が触れない! すぐに胸骨圧迫を開始します。

協力者を得て、AEDを使い、回復を目指します。

現場さながらのデモンストレーションに、学生たちは真剣な表情で見入っていました。

 

デモンストレーションでイメージを掴んだ後、学生は「胸骨圧迫30回後、人工呼吸2回を1サイクルにとする一連の流れ」を実践しました。

 

応用編として、次の2点についても実施しました。

1)グループで協力しながら胸部圧迫を10分間実施する中で、いかにロスタイムを作らずにできる
  か考える。
2)外出先で見知らぬ人が突然倒れて、AEDが必要となった事例に対応する。

 

 

【 学生の学び 】

  • 効果的な胸骨圧迫を続けるためには体力が必要である。
  • 緊急時は協力者を求め、対応することが重要である。
  • いざという時に使えるように準備することは必要である。

 

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