21.03.16
作業療法学科 23期生 卒業式
21.03.16
老年看護学Ⅰ実習 なごみ苑
老年看護学Ⅰ実習では、老人保健施設で実習を行います。
数カ所ある実習施設のうち、当校の系列施設でもある「なごみ苑」では、3月3日のひな祭りの日に、なごみ学級と題しレクリエーションを企画しました。
参加してくださった療養者さんには、「タンポポ」「さくら」「チューリップ」のシールを胸に付てもらい、3グループに分かれて輪になりました。
「ラジオ体操」・「幸せなら手をたたこう」で準備運動をして、黄緑桃色のピンに輪を投げて合計点を競い合いました。
参加者は24名
男性女性、年齢も様々でグループを作りました。
療養者の方に合わせてピンの位置を変えて、多くの点を取って頂きました。
合計点を暗算で答えてくださる療養者さんもおられました。
大接戦の結果、優勝は「チューリップ」グループでした。
レクリエーションを企画しての感想
・準備には時間が必要で、楽しんで頂ける内容を考える必要があると思った。
・グループ分けのシールや優勝グループの参加者にメダルを作って渡すと喜んで貰えたのでよかった。
師長さんからの助言
企画するのは大変ですが、参加者に楽しんで貰うためには、企画者自身も楽しむことが大事です。
21.03.12
卒業式
3月9日(火) 看護学科34名が卒業しました。
今年度も学科毎に執り行い、ご家族の出席人数を制限するなど、新型コロナウイルス感染防止対策を取りながらの挙行となりました。
【第一部】
卒業生34名を代表して、土井萌仁香さんが長谷川学校長より卒業証書を頂きました。
この他、在学中の学習態度や成績が優れた学生に小林理事長から「創設者山田禎一賞」が授与されました。
【第二部】
杉原学科長から学生一人一人に、卒業証書を授与されました。
在学中の学習態度や成績が優れた学生に、「優等賞」「日本看護学校協議会優秀賞」が授与されました。
皆勤賞3名、3年間欠席せず毎日登校しました。
精勤賞2名、欠席がほとんどなく、ほぼ毎日登校しました。
卒業記念品贈呈
4学科卒業生全員で相談し、図書購入費を寄贈しました。
卒業生を代表して築島誠尚さんが、謝辞を述べました。
教職員の他、実習で関わらせていただいた患者さん、実習施設の看護師をはじめとする職員、クラスメイト、身近で見守り支えて下さった家族への感謝の気持ちを述べ、これから、人命にかかわる責任ある職である看護に向き合い努力することを誓いました。
3年間クラスリーダーとして気配りしていたことが、クラスで評価され選出されました。
在校生から卒業生に花束贈呈
今年度は1・2年生の代表者2名が来校し花束を贈呈しました。
21.03.12
専門分野実習Ⅱ母性看護学実習
年明けから専門分野Ⅱ実習に臨む2年生。
母性看護学実習も1月末から3月5日まで、2グループが黒部市民病院で実習しました。
当学科では、学生の居住地に合わせ実習病院の配置を工夫しています。
学校での授業を振り返り、まず人形で練習しました。
本番同様、準備から片付けまで、グループメンバーで協力します。
沐浴の前に、健康チェックをします。
呼吸・心拍・体温など測定します。
(写真)黄疸の検査をしています
指導助産師に見守られながら、受け持ち新生児の沐浴をしました。
人形での練習と違って、新生児は動きます。
突然の手の動きに戸惑うこともありますが、指導助産師がそばでサポートしてくださいます。
沐浴後、ビタミンKのシロップを飲ませています。
のどが渇いていたので、ごくごく飲んでくれました。
1グループ目の学生は、初産婦さんに沐浴(赤ちゃんのお風呂)の指導をしました。
自分たちも実習で初めて沐浴を経験し難しいと感じたところをわかりやすく伝えるために、病室で人形を使って事前練習したり、イラスト入りのパンフレットを作成するなど工夫しました。
■ ママの感想
■ 学生の学び・感想
■ 教員より
21.02.25
卒業生、そして当校の元教員からのメッセージ
「大学院での学びを社会に生かしたい」
渡邊 純子 さん
私は作業療法士の資格を取得後、子ども専門病院や療育センター等で仕事をしてきました。また、海外での作業療法にも興味があり、作業療法士になって6年目にJICAの青年海外協力隊に参加しました。パキスタンの肢体不自由児施設やネパールの身体障害者リハビリテーションセンターで活動しました。日本や海外での経験の中で、地域の療育教室や家庭への訪問、支援者に対する研修会の実施等を通して、障害のある子どもたちは病院や施設等でリハビリをしている時間だけでなく、地域生活や家庭の中でいかに快適に適応して生活できるかということの大切さを知りました。
そして、富山に戻ってきた際は、縁があり母校である富山医療福祉専門学校で勤務させて頂きました。学生に作業療法を教えるかたわら、教育相談や療育相談、特別支援学校や小学校に関わる機会を頂き、特に、障害のある子どもたちの「教育」とは何か、教育の展開、学校の先生方と連携するために教育について更に知識を深めたいという思いが沸き、特別支援教育が学べる大学院へ進学しました。大学院で学ぶ学生は、将来学校の教師になりたいという人だけでなく、現役の教師でさらに学びたいと思って来られている方も多く、授業だけでなく他の在学生とのディスカッションも刺激的でした。研究では、自閉スペクトラム症や知的障害を対象に「応用行動分析」をテーマに進めました。子どもの「行動」を変容するために、どのような環境や関わりが必要であるのか、子どもの「行動」の後の振り返りやフィードバック等が子どもの行動にどのような変容を与えるのか等を中心に、臨床実習や研究において日々悩みながら勉学に励みました。出産・子育て中ということもあり、体力的にも精神的にも大変ではありましたが、担当の教員を始め、同じ研究室の仲間に助けられ、何とか最後まで続け卒業することができました。
卒業後は、ヴィストカレッジという放課後等デイサービスと児童発達支援の施設に勤務し、発達障害や知的障害の子どもたちを対象にサービスを提供しています。支援では、直接子どもたちと関わること以外にも、学校や保育園との連携を行い、子どもたちが地域の中で適応できるように支援を行っています。今までの職場での臨床経験や大学院で学んだことを活かしながら、日々、支援について考え、より良い関わりを試行錯誤しながら仕事をしています。勉強をすればするほど、子どもとの関わりが楽しくなり、さらなる疑問が溢れ出し、さらに勉強しようというモチベーションに繋がっているように思います。作業療法士は非常に魅力的な仕事ですし、障害のある子どもたちを支援するためには、欠かせない職業だと感じています。これからも、子どもたちや保護者からのニーズに応えられるような作業療法士を目指し、仕事を続けていきたいと思います。
21.02.17
専門分野Ⅱ実習開始~精神看護学実習・社会復帰施設 あゆみの郷~
昨年10月に基礎看護学Ⅱ実習を終えた2年生は、1月末から専門分野Ⅱの実習に励んでいます。
専門分野Ⅱ実習とは、各領域別実習のことです。
修得した看護過程の技術や看護実践の基盤を活かし、各看護学の専門領域の特殊性に応じた看護の展開を修得していきます。
最後の実習となる11月の統合実習まで約9か月間、様々な領域に分かれ実習します。
今回は、精神看護学実習の様子を紹介します。
精神看護学実習では、かみいち総合病院と厚生連滑川病院で10日間の病棟実習、その後、支援システムを学ぶため障害者社会復帰センターで3日間実習します。
社会復帰施設 あゆみの郷(魚津市)では、地域で生活する上での困難を知り、必要な生活支援・社会資源の利用実態について実習をさせていただきました。
① 所長で精神保健福祉士の上波さんには、実習前に御講義いただいています。
② 先日、新築されたばかりのグループホーム2棟「ひだまり」「のどか」
③ 施設の環境整備を行う学生
感染防止のため、コロナ禍の今は特に注意して行いました。
【学生の感想】
・利用者さんとの交流から、前向きな方が多いと思った。ワークやイベントでの取り組み方は
それぞれだけど、みなさん明るかった。
・病棟実習で関わった入院患者さんとは違い、様々な人に支えられ社会生活を営んでいることに
驚いた。
・上波先生の講義にもあった「人」より先に「障害」があるわけでない。生活者としての理解が
大切であることを実感した。
・自立に向けて一人ひとりに合った計画を立て実践する仕組みについて学ぶことができた。
・様々な事業の特性を活かし、社会資源を利用することで利用者さんが安心して生活できるの
ではないかと思った。
・ワークサポート中、隣で作業されていた方がとても気にかけてくれた。優しくされるって幸せ
だなと思いました。
実習はまだ始まったばかりです。
新型コロナウイルスやインフルエンザに負けないよう、健康管理、感染予防を徹底しながら頑張りましょう。
21.02.17
高齢者疑似体験・福祉用具の見学
老年看護学概論の授業(1年次履修)では、「加齢による変化の体験と福祉用具の見学を通し高齢者を理解するとともに、高齢者への関わりを考える」ことを学習課題として、高齢者疑似体験・福祉用具の見学を実施しています。
今年度も、新型コロナウイルス感染予防策をとり、富山県介護実習・普及センターの講座を受講しての授業となりました。
成人期にある学生にとって、高齢者の世界は未知の世界。その世界を体験し、高齢者への関心と高齢者看護への関心がさらに高まりました。
自分たちの五感で捉える世界と高齢者の五感で捉える世界の違いに驚きました。
高齢者の動きを体験することで、高齢者の行動の理由がわかりました。
多種多様な福祉用具。
福祉用具は高齢者の生きること、尊厳を守ることに繋がります。
介護保険制度によって経済的な支援を受けることができます。
介護保険をはじめ、高齢者を取り巻く諸制度を身近に感じることができました。
21.02.08
高校生に最新介護技術を出前講座!
1月19日(火)に桜井高等学校へ赴き、生活環境科の3年生を対象とした「介護とはなにか。介護の現状とこれからの介護」の授業を行いました。
授業を始める前に、生徒の皆さんに「介護に対するイメージ」を聞いたところ「病気や障がいを持った人のお世話をする」「介護は大変そうだ」「給料が安い」と言う意見がでました。
その意見をもとに「介護とはなにか」「介護福祉士と看護師の違い」「誰もが介護をしなければならない現状」「介護福祉士の給料がこれから増大していくこと」についての授業を行いました。
実技では、ボディメカニクス(身体の負担を少なくする方法)を使った介護技術を見学してもらい、これから更に普及する介護ロボットを操作して安楽な介護方法を体験してもらいました。
新型コロナウイルス感染症対策を徹底したため、生徒同士が接触する介護技術体験は行えませんでしたが、これからの介護現場で急増する介護ロボットやICT、AI等のテクノロジーを使用した「これからの介護方法」を学んでいただいたのではないかと思います。
講座終了後、生徒の皆さんから、
・「介護は他人事ではない」ということがわかった。
・どんな職業に関わらず、介護に携わらなければならない未来が待っていることがわかった。
・介護とは「その人らしく、その人の思いで、より良い生活を支援する」ことであり、これは医療・福祉
関係の仕事に就く人にとって、とても大事だと思った。
・いろいろな道具や機械があり、介護がとても楽になると感じた。
・介護は知識・技術だけではなく、相手のことを理解するという気持ちが大切であると思いました。
その他、多くの感想をいただきました。
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