20.10.09

1年生 フィジカルアセスメント演習

1年生は、これまで遠隔授業と対面授業で基礎分野・専門基礎分野の授業を受けてきました。

9月からは全て対面授業へ移行し、専門的な演習を交えた授業を行っています。

基礎看護学方法論Ⅱ(フィジカルアセスメント)では、からだの構造と機能で学んだ専門知識を基に、呼吸音・心音・腸音聴取など身体的な状態の見方を学びました。

 

 


呼吸音・心音聴取


 学生の感想

・初めて正確な音を聞くことができました。生きているという音を

 しっかり聴くことができてとても感動しました。

・何度も練習していくうちに徐々に上達しているのがわかりました。

・私は小さい頃から喘息持ちですが、それも呼吸音を聴くとわかる

 ことに驚きました。

・患者さんは何かしらの病状を持っているので、素早く丁寧に聴取

 できるように、できるうちに練習していきたい。

・心音、呼吸音は、骨の上で聴診すると全く音が聴こえなかった。

 


腹部の聴診・打診


学生の感想

・打診音の違いを確認でき、ここに肝臓があるのだな、打診も有効なのだと思った。

・肝臓の部分をたたいた時、硬いゴムのように少し跳ね返ってくる感じがした。

・身体の見えない部分を想像しながらする事で、体の構造をイメージできた。このイメージを

 しっかりと覚えておきたい。

 


中枢神経系の診察(対光反射)

 

 

学生の感想

・ドラマでよく見る「瞳孔が散大しています」の意味が分かった。

・対光反射の消失は死亡判定の条件であることが理解できた。

 


まとめ

学生の感想

・フィジカルアセスメントをすることで患者の異常に気付けることが実感できた。

・人体とは不思議だと思った。なぜかというのをしっかり分かりたいなと思いました。

・聴診器や自分の体を使って患者さんを観察することがたくさんあると分かった。

・演習をしたことで、授業で習ったことの意味が分かり、実践することで納得できた。

・骨のある場所や名前はそれぞれに意味があると先生に教えてもらいながらやることができた。

 健康診断で医師がやっておられた行動が頭でリンクして理解することができた。

・人間の体とは知らないうちに機能し、大切な臓器を肋骨で守るなど工夫されている。

 体の機能は面白いと感じた。これからも多くを学び吸収して楽しみながら勉強していきたい。

・ただ覚えるだけでなく、どの位置にどの臓器があるのか、何の音を聞いているのかを理解できる

 ように頑張ります。

 

教員の言葉

今まで学んだことと結び付けて、体を動かしたり患者体験をしながら興味を持って学習できたようです。11月に実技試験があります。自信を持って臨めるように、繰り返し練習して身に付けましょう。