22.08.09

母性看護学(学内演習・病院実習)

2年生は、「母性看護学方法論Ⅰ」の講義で妊娠期の経過や看護について学んだ後、妊婦体験と腹部診察の演習をしました。

 

妊婦体験

妊婦体験用の腹部を装着し、マタニティウエアを着用しました。

 

【 学生の感想 】

  • 階段を昇ったり降りたり、ペンを拾ってみたりしたがとても拾いにくかった。布団から起き上がる時にも仰向けからすぐに起きることは難しく、横向きになってから起き上がる必要があると知った。
  • 想像以上に大変だった。重たさはもちろんだが、下が見えにくかったり床に座ることも辛かった。実際に胎児がいると考えると、お腹にあまり衝撃を与えないように過ごす事も難しいと感じた。妊婦さん達が生活を送る中で感じる不便や、大変さの一端を知ることができた。

 

 

  • 妊婦は仰向けに寝ると負担がかかるようなので、体勢にも配慮する事が大切であると学ぶことが出来ました。
  • 汗が噴き出てきました。 夏の妊婦さんは辛いといわれている理由が分かった気がしました。布団に寝る際はお腹の重みでお腹から着地しそうになり、 靴下をはく際も前にかがめず倒れそうになるなどこんなに大変なのだなと感じました。
  • グループのメンバーみんながとても積極的に演習に取り組んでいて、将来自分がママになった時を想像して楽しそうにしていた。

 

 

次に、お腹にタオルを入れて、さらしの腹帯を巻いてみました。

お腹を支えるように横腹で折り返すのがポイントです。

男子学生も練習しました。

 

【 学生の感想 】

  • 腹帯の巻き方については、妊婦褥婦で巻き方が異なることを学んだ。
  • 妊婦はお腹を下からホールドするように、骨盤も巻いていくとよいとわかった。
  • 普段はさらしを使うより、コルセットタイプの物が使いやすいということもわかった。

腹部の計測

腹部の計測をしました。

 

【 学生の感想 】

  • 膝をたてて腰の下にメジャーを通してから、測定時に膝を伸ばすよう声かけすることで妊婦の身体の負担を抑えることができた。

 

続いて、3年生の病院実習の様子です。

母性看護学の実習グループが、かみいち総合病院で沐浴実習に臨みました。

大切なお子様の観察や沐浴実習を快く承諾してくださったお母様、本当にありがとうございました。

 

新生児の観察

新生児(赤ちゃん)を起こさないように、そっと聴診器をあてて心臓の音を聴いています。

 

【 学生の感想 】

  • 大人よりも拍動が早く、呼吸音も聞こえるので、数えるのが難しかった。

 

 

 

黄疸の検査をしています。

 

 

沐浴

 

 

顔を拭いています。

慣れていないときは、お湯に入る前に拭く方が簡単です。

 

 

 

 

 

目に石けんの泡が入らないように注意して頭を洗っています。

 

 

 

 

 

首から胸・お腹を洗っています。

首は皮膚が重なっているので丁寧に洗います。

 

 

 

 

 

顔がお湯につかないように、頭が浴槽にぶつからないように注意して背中を洗っています。

 

 

 

 

 

石けん成分を洗い流しています。(かけ湯)

 

 

 

 

 

お湯から上がり、寒くならないようにからだを拭いて服を着せます。

右手で新生児の手を持ち、左手で袖口から迎えに行っています。

 

 

 

 

 

お臍の消毒をしています。

 

【 学生の感想 】

  • 学校で練習し、実習中に助産師さんの沐浴を見学して臨みました。新生児が元気に手足を動かすので難しかったけれど、メンバーも協力してくれて何とか安全に実施できました。ママたちも、家族に手伝ってもらって楽しく沐浴できたらいいんだと実感しました。