23.08.25

看護普及推進事業

 

2023年8月10日

中学生を対象とした「看護のお仕事体験」を行い、

滑川市内を中心に10名の中学生が参加されました。

付き添いで来られた保護者の方々も、中学生に劣らず熱心に聞いておられました。

 

これは、公益社団法人富山県看護協会から委託された看護普及推進事業であり、看護師に興味を持ち将来の職業選択の一つとなり看護師になる人が増えることを願って企画されたものです。


教員による「看護師のお仕事ってどんな感じ?」という話では、18という数字と私たちの関係や看護の仕事の内容などの説明がありました。

 


ミニ講義のあとは実習室で演習を行いました。

「ヘルスアセスメント」の演習では、心臓の構造や肺に空気を取り込む時に生じる呼吸音について学習した後、聴診器でシミュレーターを使って正常な心音、呼吸音を聞きました。

中学生の皆さんは、聴診器を初めて使い「聞こえる!すごい!」「これ家にほしいね!」と話しながら、楽しそうに心臓や呼吸の音を聞く体験をしていました。

保護者の方も同じようにシミュレーターでの聴診を体験し楽しんでおられました。

 

【 ヘルスアセスメントの演習についての感想 】

  • 一つのパターンだけではなく、正常な呼吸音と体調が悪い時(肺炎)の呼吸音を聞き分けられて、とても興味がわきました。
  • 体の調子が悪い人の心臓、体の調子がいい人の心臓や脈について分かった。
  • フィジコさん(シミュレーター)の心拍数や脈をきいて、自分と同じ時もあれば、痰が詰まっている時にゴロゴロとなっていて違う音になる仕組みが面白かったです。
  • 私は瞳孔の大きさが明るさで変わることを知り驚きました。

 


「赤ちゃんの特徴と観察・看護について」の演習では、生まれる前の胎児の様子(姿勢)や新生児の特徴など出生後の変化を理解した観察・看護について説明をした後、新生児と同じ重さの人形を抱っこしたり、新生児モデル人形での赤ちゃんの心音・呼吸音を聴きました。

みなさん、沐浴体験も積極的に体験されていました。

 

【 赤ちゃんの特徴と観察・看護の演習についての感想 】

  • 妹のお風呂やお世話はやったことがあったけど、こうしたら安心するなど、より詳しく知ることができてよかった。
  • 私は初めてのことで難しく感じました。そのことを人形だけでなく感情がある本物(の赤ちゃん)で行っているお母さんや看護師さんはすごいと改めて思いました。
  • 赤ちゃんの世話は楽しかった、でも大変なこともありそう。

 


実習室には演習で使用する人形や、病院食の模型、人工呼吸器、ベッド上で髪を洗うための洗髪車などがあり、「洗髪する機械やスプーンを曲げていたり様々な工夫に驚きました」という声も聞かれました。

 

希望者はナース服の試着体験も!

色とりどりのユニフォームの中から、お気に入りを1着選んで試着しました。

聴診器を首にさげてプチナース気分です。

記念に、演習で使用する人形と一緒に写真も撮りました。

 

【 看護のお仕事体験(体験全体)の感想 】

  • 普段できない看護師の仕事について色々なことを体験できて良かったです。
  • 今日の体験や講義でよりいっそう看護の仕事に興味を持つことができました。
  • 看護師だけでなく助産師さんの仕事にも少し興味を持つことができました。

参加された中学生の皆さんには、楽しんでいただけたようでほっとしました。

また、送迎や付き添いで来られた保護者の皆様方、暑い中ありがとうございました。

これを機に、看護師という仕事に興味を持っていただけたら幸いです。