23.11.14

感染予防技術

1年生が感染予防の技術演習を行いました。

 

演習内容は、『個人防護具の装着』『無菌操作』『滅菌手袋の装着』です。

 

実習室に入室後、学生達はまず手洗いをします。今までは自己流で洗っていた学生達ですが、感染防止の看護技術ということでその方法から見直し学習しました。演習前の授業でグリッターバグ(手の洗い残しを目に見える形で確認できる機器)を使用し、自分の手洗いの未熟さを実感したようで、この日は丁寧に確実に手洗いをしていました。

 

 

『個人防護具の装着』では、マスク → 袖付きエプロン → フェイスシールド → 手袋の順番に装着しました。長いエプロンの紐が不潔にならないように、手際よく装着していきました。

 

 

個人防護具は装着よりも外す手順がとても重要です。外す手順を間違えると、自分自身が感染したり、細菌やウィルスを患者の元へ運んでしまうからです。

 

個人防護具の外し方は、患者に触れた時間の長いもの(=汚染した可能性の高いもの)から外していきます。手袋 → エプロン → フェイスシールド → マスク の順番です。汚染部分を意識しながら、その部分に触れないように外していきました。1つ外す度にアルコールで手指衛生を行う必要があり、装着して外すだけでも時間がかかり大変そうでした。

 

 

『無菌操作』では、滅菌パックを開けること、滅菌鑷子せっしを用いた消毒綿球の扱い方を演習しました。担当教員から「不潔にならないようにね」と見守られながら実施していました。

 

 

『滅菌手袋の装着』では、ただ手袋を装着するのではなく、無菌状態を保ったまま手袋を装着する。触れていい箇所、触れてはいけない箇所を確認しながら慎重に装着しました。

 

 

担当教員より

感染予防の演習授業を通して、まず身近なところから清潔不潔への関心を深め、自分自身が感染しないこと、知らず知らずのうちに媒介者となって患者に感染させないように、看護師としてどのように行動すれば良いのかを学びました。普段の生活の中で今まで以上に感染予防に努め、もっと清潔不潔に敏感になってほしいです。