23.12.07

第17回 立志式

2023年11月24日に第17回立志式を挙行しました。

 

立志式は、基礎看護学実習を終えた学生が、看護を学ぶものとしての自覚と医療人としての志を新たにし、強い決意を持って看護の道に邁進するための節目の行事として毎年行っています。

 

この日、立志式に臨んだ学生は、10月18日~11月1日の11日間にわたる基礎看護学実習Ⅱを終えたばかりの2年生です。この実習では一人の患者さんを受け持たせていただき、実習指導者の支援を受けながら、患者さんに必要なケアを考え、自分たちなりに看護計画を立案し実施しました。

一人ひとりが受け持ち患者と真摯に向き合った11日間となりました。

 

「戴帽生入場」のアナウンスを合図に、戴帽生は凛とした姿勢で入場しました。

 

 

ー 戴帽の儀 ー

 
 

 

男子学生は胸ポケットにハンカチーフを、女子学生はナースキャップを学科長から一人ひとりに授けられました。看護師の象徴であるナースキャップは、古くから看護の担い手であったとされる修道女が被っていたベールが由来です。

 

 

ー キャンドルサービス ー

クリミア戦争時に従軍看護婦として野戦病院へ派遣されたナイチンゲールは、負傷した兵士たちを献身的に看護し続け、毎日ランタンを持って夜回りを行っていいたことから「ランプの貴婦人」とも呼ばれるようになりました。ランタンの灯火は、ナイチンゲールの心に灯された看護のあかりです。そのランタンの灯火を受け継ぐことで、ナイチンゲールに続く看護師の一人になったことを証するという意味がキャンドルサービスにはあります。

 

 

近代看護教育の母であるナイチンゲールの像から一人ひとりが灯をいただき、壇上に上がりました。それから、灯火を胸に「ナイチンゲール誓詞」と戴帽生が自ら考えた「誓いの言葉」を斉唱しました。ナイチンゲール誓詞は、看護師の責任と使命およびその覚悟を謳ったものとして広く用いられ、看護師の倫理を示すものとして看護教育に取り入られています。

 

 

誓いの言葉

私たちは その人がその人らしい生き方ができるよう

温かく穏やかな気持ちで 寄り添います

 

私たちは 目指す看護師像に近づくことができるよう

日々自己研鑽に励みます

 

私たちは 仲間と助け合い お互いに高め合い

看護の道を進み続けることを 誓います

 

 

ー 式辞 ー

式辞では、小林理事長より「人々の健康と生活の質の向上に貢献できる看護師を目指してください」とお言葉をいただきました。

 

 

ー お祝いの言葉 ー

「これからの学びと経験が充実したものになることを心からお祈りします」

と3年生の先輩からも、お祝いの言葉をいただきました。

 

 

ー 花束贈呈 ー

 

1年生の代表2名より花束が贈呈されました。

1年生の皆さんも2年生に引き続き、理想とする看護師像に近づくことができるよう日々勉学に励んでくださいね。

 

 

最後にみんなで集合写真を撮りました。

 

1月末より約10か月にわたる専門領域実習が始まります。

実習は決して楽しいことばかりではありません。

しかし、一緒に頑張る仲間がいます!

ご家族の支えもあります。

そして、微力ながら私たち看護学科教職員一同、皆さんが「温かく 穏やかな気持ちで寄り添える」看護師になることができるようサポートしていきます。

 

これからも、看護への道を共に歩んでいきましょう。