24.02.01

基礎看護学方法論Ⅴ採血演習(1年生)

1年生は基礎看護学方法論Ⅴの授業で採血の演習を行いました。

 

当校では、入学時に「技術演習説明書および同意書」にて学内演習で患者役を体験することの同意を確認しています。また、採血演習では事前に口頭で再度確認したうえで実施しています。


教員同士による採血のデモンストレーション。

6~7人のグループに分かれて見学しました。

 

【学生の感想】

実際に先生達が刺しているのを見て慌てる様子がなく、正確に採血できていたので練習して手こずらないようにしたい。実際に刺すことはもうできないけど、鉛筆などでシミュレーション練習したいと思う。

 

 

採血は初めての体験なので、いきなり人に刺入(針を刺すこと)するのではなく、モデル人形で練習をしました。安全(針刺し事故防止)のため、教員見守りの下で針を取り扱います。

 

駆血帯(ゴム)を使って血管を怒張(太く)させます。

見て触って針を刺す血管を探します。

見えなくても、血管の弾力が伝わってきます。

 

【学生の感想】

  • 手袋をはめるときは手を乾かしてから付けないと全く入らなかった。次からはしっかり乾かしたい。
  • 手袋をして駆血帯を縛るのが難しかった。手袋が駆血帯に挟まって何度もやり直しをした。

 

いよいよ人への刺入です。1回目は教員が手をもってサポートしましたが、2回目は教員が見守る中、助言を貰いながら学生だけで実施できました。

 

【学生の感想】

  • 今回の演習は実際に友達の採血をするので今までの演習以上に緊張した。失敗したらどうしよう、刺すところを間違えたらどうしようという気持ちでいっぱいだった。実際に友達の採血を行ってとても緊張したが、達成感もあった。
  • 刺されるのは怖くて少し嫌だったけど、お互いに上手くなるために頑張ろうと思い、採血してもらった。演習で採血をできた事と、友達と一緒に頑張ろうという協力し合うことが大事だということを学んだ。
  • 1回目の時、逆血(針先の透明なチューブに血液が見えること)がなくて不安だったが、2回目に逆血がきた時ほっとした。血管は見えない人もいるので、触ってわかるようになりたいと思った。
  • 患者役をしてゆっくり針を入れられると痛みが感じられた。スムーズに刺入することによって痛みを少なくできると感じた。
  • 患者側では抜針する際に痛みを感じた。先生に痛みを感じた理由を聞いてみたら、抜く時にまっすぐ抜かなかったからと説明があり、自分が看護師役のときは抜針はまっすぐ行うようにしようと思った。それ以外は痛みもなく、すごく上手にしてもらったのでよかった。刺入する感覚は思ったよりスッと入って回数をこなせばできるようになるだろうと思った。
  • 採血の演習で本当に針を刺すと知った時は不安でいっぱいだったが、デモンストレーションを見たり自分でシュミレーションしてみたりするうちに少し楽しみになった。事前の授業などでの準備をしっかり出来たので本番は緊張はしたものの不安にならずに出来たと思う。