24.02.09
高齢者疑似体験
1月24日(水)、1年生が老年看護学概論の授業の一環として高齢者疑似体験をしました。
とやま介護テクノロジー普及・推進センターへ赴き体験する予定でしたが、能登半島地震の影響で休館中のため、今回は特別に指導者の方にご来校いただき、学内開催となりました。
10代の学生たちが高齢者体験装具をつけて学内をめぐり、後期高齢者の日常を体験しました。
自分たちが日頃何気なく行っていることが制限を受け、出来なくなること、疲れやすくなることを身を持って体験していました。
学生のレポートより
- 高齢者の人がなぜ動作がゆっくりになるのかがわかった。実習で高齢者の方と関わる際に今回の体験を生かしたい。
- 高齢になるとそれまでできていたことができなくなる。その不安、不便さに寄り添って適切なサポートができるようになりたいと思った。
- 一人一人出来ることは違ってくると思うので高齢者がどれだけできるかをよく観察して尊厳を大切にすることが欠かせないと感じた
- 耳栓をつけた状態の会話は自分の声の音量がわからず、自然と大きな声になるので、とても疲労した。
- 財布をあけるのが大変で文字や色を識別するのも難しかった。
- ここまで動かし辛いとは予想していなかった。寄り添う姿勢を持ち、真剣に耳を傾けることで心地よい環境や空間を提供でき、高齢者は安心感を得ることができるのではないかと感じた。
- 体験を通じて得た知識と理解は私たちの意識や行動変えるきっかけとなる。高齢者の声やニーズを大切にし、安心して暮らせる社会の実現に向けて私たちは取り組んでいく必要がある。