22.03.14

卒業記念講演 オンライン開催

3/2,3/3の両日にわたり、3年生27名が聴講しました。

 

≪ 3/2(水)『骨髄バンク語りべ講演会』 ≫

今後、増え続けていくと予想される移植医療について考える機会として、オンラインで講演会を開催し、講師の方から骨髄移植についてお話を伺いました。

 

  1. 骨髄バンク事業の紹介

  2. 講演

    (1)「骨髄移植治療の現場」

        骨髄移植治療経験者  齋木 翔太 様

    (2)「末梢血幹細胞移植 ~ドナー登録から移植まで~」

        骨髄提供経験者  大部 綾香 様

 

骨髄移植については授業で学んでいるものの、実際に骨髄移植・骨髄提供をされた方からの体験談は、学生にとって貴重な学びとなりました。骨髄バンクについての理解を深めるとともに、今回の講演を聴き、看護師として患者さんやそのご家族に対してどのように対応していけばよいか考えるきっかけになればと思います。

 

学生の声

  • 授業で骨髄移植については学びましたが、実際に骨髄移植を体験した方の話しは初めて聞きました。話を聞いてみて、骨髄バンクの登録など自分ができることをやっていきたいという気持ちや、寄り添う看護の大切さを改めて感じることができました。
  • 骨髄ドナーにはリスクがあるため、登録に躊躇してしまい、結局なにもしないのが現状況である。しかし、もし自分や家族が移植を必要とする立場だったらと、さまざまな視点から考えて今後は身近な問題として捉えていきたい。
  • とても貴重な経験となりました。どんな小さな事でも、自分にできることをしっかりやっていきたいと思いました。そして、患者さんに真摯に向き合い支えとなれるよう、これからも頑張りたいです。ありがとうございました。
  • 今回の講演・体験談をきいて、身近な存在である看護師の言葉や関わりが、痛みや不安な思いを抱える患者さんやドナーの方にとってとても大きな支えになるのだと学びました。

 


 

≪ 3/3(木)『富山県の看護の動向とこれからの看護職への期待』 ≫

 

  公益社団法人 富山県看護協会 会長 松原 直美 様

 

富山県看護協会会長 松原様を講師にお招きし、まず人口減少、少子超高齢化社会を迎え、社会保障制度や街づくりにおいても複雑かつ多様な課題が生じている現状を伺いました。その中で、自分は何ができるか考え、改めて自己の看護観を深めることができたのではないかと思います。

 

 

学生の声

  • 今後の看護師の在り方や地域連携について、自分が住む富山県の需要と供給について知ることができました。また4月から働く身として不安はありますが、少しずつステップアップできるモチベーションにも繋がりました。ありがとうございました。
  • 仕事では目の前のことにいっぱいになると思うが、世の中のことを知って看護に向き合う大切さに気づけた。とても勉強になった。また自分のキャリアを考えるヒントになった。
  • 看護師として働くうえで、不安や緊張など様々な思いがあるが、患者さんに安心感を得てもらうためにも、「優しい」だけでなく、看護技術や観察力などの面から早期発見・治療へと繋げることが大切であると改めて学ぶことが出来た。また、私は落ち込むことが多いため「自分を褒める」ことも大切にして、仕事へと挑みたいと感じた。
  • これからも続いていくであろう高齢化や、さらに重要になってくる在宅医療などに対して、医療知識だけでなく、国が、県が、地域がどのような状況にあるのか、医療や他機関はどのような状況なのか。そういった情勢などの知識も随時取り入れて、自身の看護師としての将来像も踏まえて、看護師にどのようなことが求められているのか、どうなっていくべきなのかを的確に捉えて考えていく必要があると強く感じました。