看護学科

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看護学科の一覧です。

21.03.12

専門分野実習Ⅱ 母性看護学実習

年明けから専門分野Ⅱ実習に臨む2年生。

母性看護学実習も1月末から3月5日まで、2グループが黒部市民病院で実習しました。

当学科では、学生の居住地に合わせ実習病院の配置を工夫しています。

 


 

 

学校での授業を振り返り、まず人形で練習しました。

本番同様、準備から片付けまで、グループメンバーで協力します。


 

沐浴の前に、健康チェックをします。

呼吸・心拍・体温など測定します。

 

 

(写真)黄疸の検査をしています

 

 

指導助産師に見守られながら、受け持ち新生児の沐浴をしました。

 

 

人形での練習と違って、新生児は動きます。

突然の手の動きに戸惑うこともありますが、指導助産師がそばでサポートしてくださいます。

 

 

沐浴後、ビタミンKのシロップを飲ませています。

のどが渇いていたので、ごくごく飲んでくれました。


1グループ目の学生は、初産婦さんに沐浴(赤ちゃんのお風呂)の指導をしました。

自分たちも実習で初めて沐浴を経験し難しいと感じたところをわかりやすく伝えるために、病室で人形を使って事前練習したり、イラスト入りのパンフレットを作成するなど工夫しました。

 

■ ママの感想

私のために手書きで書いてもらえてうれしいです。 母と妹にお風呂を手伝ってもらいます。これを見て、みんなでお風呂に入れてあげます。

 

■ 学生の学び・感想

・不妊治療・手術を乗り越えて妊娠された妊婦さんの嬉しそうな表情や、陣痛に耐えて出産された産婦さんが初めて児と対面した時に愛おしそうに見つめる表情から、命の誕生の尊さ、我が子を思う母の愛情の深さを感じた。
・児の啼泣(泣き)には「お腹がすいた」「おむつが濡れた」などいろいろな意味があった。授乳は母親しかできないけれど、抱っこやおむつ交換などの育児は父親もできると思った。男性が積極的に育児を行うことで、母親が輝けるように立ち回りたいと思う。(男子学生)

 

■ 教員より

コロナ禍でご家族の面会が制限される中、パパよりも先に学生が大切なお子さんを抱っこさせていただきました。 学生の関わりを受け入れてくださったママに感謝いたします。外来・病棟の看護師・助産師の皆様が、学生に自分の看護を見せてくださったり、そばで見守り指導してくださることでたくさんのことが経験でき、大きな学びとなっています。

 

21.02.17

専門分野Ⅱ実習開始~精神看護学実習・社会復帰施設 あゆみの郷~

昨年10月に基礎看護学Ⅱ実習を終えた2年生は、1月末から専門分野Ⅱの実習に励んでいます。

専門分野Ⅱ実習とは、各領域別実習のことです。

修得した看護過程の技術や看護実践の基盤を活かし、各看護学の専門領域の特殊性に応じた看護の展開を修得していきます。

最後の実習となる11月の統合実習まで約9か月間、様々な領域に分かれ実習します。

 

今回は、精神看護学実習の様子を紹介します。

精神看護学実習では、かみいち総合病院と厚生連滑川病院で10日間の病棟実習、その後、支援システムを学ぶため障害者社会復帰センターで3日間実習します。

社会復帰施設 あゆみの郷(魚津市)では、地域で生活する上での困難を知り、必要な生活支援・社会資源の利用実態について実習をさせていただきました。

 

① 所長で精神保健福祉士の上波さんには、実習前に御講義いただいています。


 

② 先日、新築されたばかりのグループホーム2棟「ひだまり」「のどか」

 

③ 施設の環境整備を行う学生

  感染防止のため、コロナ禍の今は特に注意して行いました。

 

【学生の感想】

・利用者さんとの交流から、前向きな方が多いと思った。ワークやイベントでの取り組み方は

 それぞれだけど、みなさん明るかった。

・病棟実習で関わった入院患者さんとは違い、様々な人に支えられ社会生活を営んでいることに

 驚いた。

・上波先生の講義にもあった「人」より先に「障害」があるわけでない。生活者としての理解が

 大切であることを実感した。

・自立に向けて一人ひとりに合った計画を立て実践する仕組みについて学ぶことができた。

・様々な事業の特性を活かし、社会資源を利用することで利用者さんが安心して生活できるの

 ではないかと思った。

・ワークサポート中、隣で作業されていた方がとても気にかけてくれた。優しくされるって幸せ

 だなと思いました。

 

実習はまだ始まったばかりです。

新型コロナウイルスやインフルエンザに負けないよう、健康管理、感染予防を徹底しながら頑張りましょう。

21.02.17

高齢者疑似体験・福祉用具の見学

老年看護学概論の授業(1年次履修)では、「加齢による変化の体験と福祉用具の見学を通し高齢者を理解するとともに、高齢者への関わりを考える」ことを学習課題として、高齢者疑似体験・福祉用具の見学を実施しています。

 

今年度も、新型コロナウイルス感染予防策をとり、富山県介護実習・普及センターの講座を受講しての授業となりました。

 

成人期にある学生にとって、高齢者の世界は未知の世界。その世界を体験し、高齢者への関心と高齢者看護への関心がさらに高まりました。

 



 

自分たちの五感で捉える世界と高齢者の五感で捉える世界の違いに驚きました。

高齢者の動きを体験することで、高齢者の行動の理由がわかりました。

 




多種多様な福祉用具。

福祉用具は高齢者の生きること、尊厳を守ることに繋がります。

介護保険制度によって経済的な支援を受けることができます。

介護保険をはじめ、高齢者を取り巻く諸制度を身近に感じることができました。

 

21.01.20

母性看護学方法論Ⅲ 保健指導シミュレーション

妊婦さんや産後のお母さんへの指導をシミュレーションしました。

指導する項目は学生が抽出・選択した15項目です。

2人1組で内容を考えパンフレットを作成しました。

 

  

授乳時の新生児の抱き方をモデル人形と乳房模型を使って説明しました。

自ら授乳をすることのない男子学生ですが、とても分かりやすく説明していました。

縦抱きでは、足を台に乗せると高さの調整が出来ます。

 

 

 

 

 

  新米パパへのオムツの当て方の指導です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 産後のお母さんへ体操を指導しています。

 

 

 

 

 
 

 

 

 

パパ・ママへの沐浴指導です。

イラスト入りのパンフレットを作成しました。


【 学生の感想・学び 】

パンフレットについて

・作る段階から他の人に見て、聞いてもらうことも大切だと感じた。

・パンフレットを見た褥婦さんや家族がどう思うかを想像しながらつくった。

・パンフレットの書式や外観は、相手のニーズにあったものがわかりやすいと改めて感じた。

・写真をコピーしてパンフレットを作成するよりも、手書きでイラストを描いて作成したパンフ

 レットの方が『私のために作ってくれたんだ』という気持ちになった。

・追加して情報を得られるようにQRコードを貼り付けてあったり、相談窓口の電話番号を掲載し

 たパンフレットがあり、私も相手のことを思いやった工夫ができるようになりたいと思った。

・難しい点も沢山ありましたが、協力してパンフレットを作り、みんなからもわかりやすいとい

 う意見をいただきとても嬉しく感じました。今後実習が始まりますが今回のことを活かして、

 取り組んでいきたいです。

 

指導について

・緊張もあり、声が少しずつ小さくなってしまいました。相手に説明することは難しく、突然の

 質問にも対応しなければならないため、知識を多く頭に詰める事が重要だと思いました。

・家族計画を担当しパンフレットの説明だけではなく、実際にやってみる参加型の指導は技術の

 習得だけではなく関心を持ってもらえる機会になることがわかった。

・沐浴などの技術指導では、自分が完璧にできていることが前提になるため、そういう状態にな

 るまで事前練習をしようと思った。

・自宅に帰っても続けてもらう、また異変を気づいて自分から行動できるように指導することが

 大事であると学んだ。


1月末から始まる本格的な実習を目前に、学んだ知識・技術を活かしたいという意欲と少しの不安な気持ちが感想から感じられます。

グループメンバー・クラスメイトと切磋琢磨して共に学びましょう。

 

21.01.20

専任教員による国家試験対策特別講義

国家試験まで1カ月に迫った1月14日、当学科専任教員による国試対策特別講義がありました。

 

 

 

1月8日からの歴史的な大雪により交通事情が悪い中、ほとんどの学生が1時間目から登校し講義を受けました。遠方で登校が困難な学生10名は、Zoomで参加しました。

 

 

国家試験に頻回に出題され、かつ、苦手な学生も多い循環器系についての講義でした。

心臓のペースメーカーと心電図波形について、わかりやすく、また、教員が考えた覚え方のコツを交えての説明でした。

 

 

 学生の感想

・ペースメーカー(歩調とり)と心電図の関係がよくわかった。

・わかりやすかった。

・大雪の中、早起きして学校に来てよかった。

 

2月14日の看護師国家試験に向けてラストスパートです。

 

20.12.03

特別講義(難病) 2020.12.01

毎年、難病患者支援啓発事業として、当事者の方をお招きし、医療職を目指す学生にご講義を頂きます。今年の参加者は、看護学科2年生31名と作業療法学科3年生7名でした。


 

Yさんは、病歴や現在の状態をスライドに纏め、思いを学生に伝えて下さいました。

その中で、「笑って暮らすも10年、泣いて暮らすのも10年。あなたはどちらを選ぶ?と言われ、気持ちを切り替えることが出来た。」と医療職の言葉を紹介してくださいました。

 

 

Oさんは「病との闘い」と題し、ユーモアを交えて話してくださいました。

伝えたかったことは、同情はせずに、話を聴く、見かけで判断せず、「患者さんの気持ちをきちんと理解して欲しい。」であると。


【 学生からの質問と回答 】 

Q、生活する中で何が一番辛かったですか?

A、色々ありましたが、女性の私が若くて発症したため副作用で変化する見た目が気になった。

 

Q、社会活動する中で不都合はありますか?

A、ストマ処置が出来る施設の整備が遅れているので進めて欲しい。


当事者からの強いメッセージを受け止め、臨地で出会う患者への看護に活かして欲しいと思います。

 

 

 

20.12.03

3年生 全実習課程を終了

3年生は、約半年にわたる全10クールの実習を11月19日に無事終えました。

11月4日から始まった最後の実習では、5施設(かみいち総合病院・黒部市民病院・富山労災病院・厚生連滑川病院・済生会富山病院)で、院内の他部門との連携など保健医療福祉チームにおける看護の役割について学び、初めて複数の患者を受け持つ経験をしました。

3年間の実習の集大成としての様子を紹介します。



受け持ち患者の担当看護師だけでなく、担当の理学療法士・作業療法士にも相談しながら実習しました。

 

実習病院には、当校の卒業生が勤務していることもあり、先輩である看護師・理学療法士・作業療法士から指導を頂くこともありました。

 

【学生の感想】

複数患者を受け持つ実習では、夜間帯の情報などから、優先順位を考え、時間管理をしながら看護を実践していくこと、優先順位を考えるには、知識が必要であると実感しました。


受け持ち患者のリハビリテーションでは、理学療法士や作業療法士が患者に指導しながら運動する場面に立ち合い、食事姿勢やトイレ動作についての助言を頂きました。

(写真は了承を得て掲載しております。)

 

【学生の感想】

自分自身で判断できない場面ではチームメンバーに相談し、解決していくことを学びました。


講義を担当していただいた保健師からも指導を受けました。

 

【学生の感想】

チームメンバーやリーダー・他職種などと連携を図り情報を共有することで、継続的な看護や患者さんにとってよりよい看護を提供できることに繋がることを学びました。


 最後に、全ての実習を終えた学生たちの感想を紹介します。

 

・今まで思っていた以上に医療の現場は忙しかったが、チームメンバーが連携・協力していることを

 身近で経験できました。来年看護師として働いたときに悩むことやわからないことがたくさんある

 と思うけれども、先輩に相談しながら頑張っていきたい。

・師長やリーダー業務を近くで見学し病棟運営やスタッフ教育など多くの学びがありました。看護管

 理では看護部長をはじめ幹部クラスの方々に講義をしていただき、看護部運営や感染管理について

 学ぶことができました。

・看護管理は看護実践者すべての人が行うものだと思いました。個々の管理が病院全体の看護管理に

 繋がっていくと学ぶことができました。

・2月14日の国家試験にむけて勉強頑張ります。

 

20.12.03

1年生 基礎看護学方法論Ⅶ(注射演習など)

コロナ禍の中、入学した1年生の授業も順調に進み、いよいよ検査や治療に関する看護の学習に入りました。今回は、基礎看護学方法論Ⅶ(注射など)の演習について紹介します。

注射の技術は、これまで行ってきた洗髪や聴診の演習と比べるととても細やかな作業です。

密を避けながらもしっかり学習できるように、教員のデモンストレーションはスクリーンに映して行いました。遠隔授業の経験が活かされています。

 



11月2日 点滴静脈内注射の演習

医療事故防止の基本である薬剤の確認作業(ダブルチェック・指さし呼称)を学生2人ペアで実施し、点滴チューブの接続などの準備も体験しました。 

 

【学生の学び・感想】

・8月の病院実習で見た薬剤のチェックをそっくり自分がするもので、二人の看護師役はお互いに

 読み上げたものを復唱して再確認しました。こうすることで、患者への与薬が安全で間違わない

 ことが分かりました。また、実際にやってみて看護師になれた感じがしてとても楽しく学べました。

・夏に予防接種を受けた際に看護師さんが小さな作業台を拭いているのを見ました。実際の現場でも

 清潔を保つ為、しっかりと拭いているのだなと再確認することができました。


 

 

点滴静脈内注射の準備と固定(テープで止める)をしました。

針刺し事故防止のため、針は使用していません。 

 

【学生の学び・感想】

点滴針を固定する時に思ったことは、押さえつけたら痛いということです。針は刺さっていないにもかかわらず押さえつけられると少し痛みがありました。テープで張るときはしっかり張ることで点滴がしっかり固定され、動きやすくなると感じました。


 

点滴静脈内注射は、医師が指示した時間で終了するように1分間の滴下数を計算しました。

 

【学生の学び・感想】

100mlを1時間で注入するために、1分間に約33滴落とすことの調整がとても難しかったです。


 

 

輸液ポンプの操作は、グループごとに少人数で体験しました。

【学生の学び・感想】

・輸液ポンプの操作では、機械だから正確にやってくれると思い込んでやると危険なこともあると思

 いました。メモリや表示を二重確認して絶対に合っていると確信してから操作することが大切だと

 思いました。

・機器を使うことはとても便利だけど、少し使い方を間違えてしまうといきなり液が全て流れてしま

 うことがあると分かりました。

・実習で自分が見ているときにアラームが鳴ったら、ただアラームが鳴ったことを看護師に伝えるの

 ではなく、表示を見て何が原因でアラームが鳴ったのかまで伝えられるようにしたい。


11月10日 注射準備の演習

薬液が入ったアンプルをカットし、注射器に薬液を吸い上げました。

【学生の学び・感想】

・針ボールペンの練習の甲斐あり、スムーズにできました。

・アンプル内の薬品を注射器に吸い上げをする時、持ち方が悪く、中々薬品が注射器に入っていかな

 かった。先生の指導のもと、何とかできるようになれて嬉しかった。

・初めは持ち方も分からなかったけど短い時間でも繰り返し練習することで薬液を吸いあげることが

 できるようになりとても嬉しくなりました。これからもいっぱい学習し学びを吸収して将来に繋げ

 ていきたいです。


11月26日 皮下注射・筋肉内注射の演習

 

学生同士、腕やお尻を触り、骨を手がかりにして注射部位を確認しました。

(お尻はスパッツの上から触りました。)

講義資料を見ながら、注射部位の確認をしています。

 

 


 

 

 

 

注射部位を確認した後で、注射練習用モデルを装着して、注射の練習をしました。

腕とお尻の装着モデルがあります

 

【学生の学び・感想】

・患者さんに心の準備をしてもらうために今日はどの部位を注射するのか、針を刺す時、アルコール

 で拭く時、抜くときなど一つ一つ説明することで安心してもらえると実感しました。

・グループ練習で担当の先生の動作を近くでみたり、他の学生の動作を見ることで少しずつできるよ

 うになった。

・細かい作業は利き手で行った方が良いこと、針を刺入してから抜くまでの間、針が動かないように

 することが難しかった。

・予防接種や実習の時には、注射は怖いけど先生の手元をよく見て学習したことを思い出し復習して

 いきたいです。

 

20.12.03

立志式

11月20日(金)13:30から講堂にて「第14回 立志式」が執り行われました。

 

この式典は、10月に基礎実習を終えた2年生が看護師への志を新たにする日として毎年行っています。

 

2年生は、この日のために7月から練習を重ねてきました。

 

 

例年は、ご来賓と保護者の皆様をお招きし、在校生が見守る中で式典を行っておりましたが、今年は保護者のみの列席となりました。

 

来年、立志生となる1年生には見てもらいたかったのですが、新型コロナウイルス感染第3波拡大の影響を受け、残念ながら不参加となりました。


緊張の中、始まった式でしたが、ナイチンゲール誓詞・誓いの言葉を唱和する学生の誇らしげな姿が印象的でした。

 

今年は、フローレンス・ナイチンゲールの生誕200周年です。

立志式での誓いを友と共に貫いて欲しいと願っています。

 


 

20.10.26

栄養学演習(調理実習)

栄養学の授業では、「ライフステージと栄養」という単元で、「各ライフステージにおける栄養ケアマネジメントの要点を理解する」ことを目標に演習(調理実習)が行われます。

今年は、新型コロナウイルス感染予防策をとり、短時間で調理できるメニューで行われました。

講師は滑川市民健康センター所長の管理栄養士 結城幹子先生です。

 

メニューは、「簡単健やかレシピ」をもとにした「ホットドッグ」と「ブロッコリーとミニトマトのイタリアンサラダ」でした。

栄養バランスを考えたメニューを、15分ほどの時間で手早く作りました。

 

出来上がったホットドッグとサラダは、感染予防策の一環としてパックに詰めました。

シンプルなメニューでしたが、詰め方は人それぞれ。個性が光ります。

演習後は3密を避け試食しました。

お腹がいっぱいになり食欲の秋を満喫しました。


 


 

 

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