20.09.07

新型コロナウイルスによる医療福祉従事者への差別や偏見について

テレビや新聞などのマスメディアにおいて、医療福祉従事者へのコロナ差別について毎日のように取り上げられています。

そこで、1年生の科目「人間の理解」において、「医療福祉従事者への新型コロナウイルス(以下、コロナ)の差別、偏見について考える」の講義を行い、「なぜコロナ差別が起きるのか」、「私たちにできることは何か」などコロナ差別について考えました。

 

はじめに、社会における医療福祉従事者へのコロナ差別の現状について説明しました。次に、学生間で「自分が差別を受ける立場だったらどう考えるか」「介護福祉士としてのあるべき行動とは」について、話し合いました。

 

 

医療福祉従事者本人やその家族の思いについて話し合うと、学生から「差別を受けるのは怖い」「家族も差別を受けることを考えると仕事をやめてほしい」など差別に恐れる意見がある一方、「コロナに感染した高齢者や、障がい者の生活を一生懸命支援している」「目の前の利用者を支えている」など医療福祉従事者の立場から専門職としての思いや役割を考える意見も挙がりました。

 

また、「これから自分にできること」のテーマについては、「正しい情報と嘘の情報を見極める」「感謝を医療福祉従事者に伝える」「募金活動をする」「自分自身が感染しないように感染予防を徹底する」など自分たちにできる活動についての意見が多数ありました。

 

介護福祉士の卵たちには、コロナ禍に対して、どのように考えて行動するべきかを考える貴重な時間になったようです。