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News & Topicsの一覧です。

22.03.14

先輩との“絆”

介護2021年度 第29号


1年生の集大成となる「実技試験」の練習が始まりました。
試験項目は移動、排泄、足浴等と多岐に渡ります。
連日、朝から根を詰めて友達と練習しています。

 

対象者の体を支えて安心されるよう配慮しています

 

介護者の腰を守るためにベッドにひざをついています

 

自信を持って実技試験に臨めるよう2年生からアドバイスを受けたいのですが、このコロナ禍でままなりません。

そこで、2年生から “ZOOMでアドバイスを受ける”  ことにしました。

国家試験を終え、卒業、就職に向けての準備に忙しいなか、快く引き受けてくれました。

“感謝!!” です。

 

 

教えてほしい動作についてZOOMで質問しています

 

一連の流れをLIVE配信し先輩に確認してもらい指導を受けました。

実習で経験を積んだ先輩のアドバイスは的確で、試験への不安が軽くなり自信につながりました。

 

実技のアドバイスを受けるために2年生にLIVE配信

 

この一年はコロナ禍で先輩・後輩との交流も十分にできませんでしたが、この後にZOOMで十分に先輩の体験談を聞かせてもらい、充実した一日となりました。

 

22.03.14

卒業記念講演 オンライン開催

3/2,3/3の両日にわたり、3年生27名が聴講しました。

 

≪ 3/2(水)『骨髄バンク語りべ講演会』 ≫

今後、増え続けていくと予想される移植医療について考える機会として、オンラインで講演会を開催し、講師の方から骨髄移植についてお話を伺いました。

 

  1. 骨髄バンク事業の紹介

  2. 講演

    (1)「骨髄移植治療の現場」

        骨髄移植治療経験者  齋木 翔太 様

    (2)「末梢血幹細胞移植 ~ドナー登録から移植まで~」

        骨髄提供経験者  大部 綾香 様

 

骨髄移植については授業で学んでいるものの、実際に骨髄移植・骨髄提供をされた方からの体験談は、学生にとって貴重な学びとなりました。骨髄バンクについての理解を深めるとともに、今回の講演を聴き、看護師として患者さんやそのご家族に対してどのように対応していけばよいか考えるきっかけになればと思います。

 

学生の声

  • 授業で骨髄移植については学びましたが、実際に骨髄移植を体験した方の話しは初めて聞きました。話を聞いてみて、骨髄バンクの登録など自分ができることをやっていきたいという気持ちや、寄り添う看護の大切さを改めて感じることができました。
  • 骨髄ドナーにはリスクがあるため、登録に躊躇してしまい、結局なにもしないのが現状況である。しかし、もし自分や家族が移植を必要とする立場だったらと、さまざまな視点から考えて今後は身近な問題として捉えていきたい。
  • とても貴重な経験となりました。どんな小さな事でも、自分にできることをしっかりやっていきたいと思いました。そして、患者さんに真摯に向き合い支えとなれるよう、これからも頑張りたいです。ありがとうございました。
  • 今回の講演・体験談をきいて、身近な存在である看護師の言葉や関わりが、痛みや不安な思いを抱える患者さんやドナーの方にとってとても大きな支えになるのだと学びました。

 


 

≪ 3/3(木)『富山県の看護の動向とこれからの看護職への期待』 ≫

 

  公益社団法人 富山県看護協会 会長 松原 直美 様

 

富山県看護協会会長 松原様を講師にお招きし、まず人口減少、少子超高齢化社会を迎え、社会保障制度や街づくりにおいても複雑かつ多様な課題が生じている現状を伺いました。その中で、自分は何ができるか考え、改めて自己の看護観を深めることができたのではないかと思います。

 

 

学生の声

  • 今後の看護師の在り方や地域連携について、自分が住む富山県の需要と供給について知ることができました。また4月から働く身として不安はありますが、少しずつステップアップできるモチベーションにも繋がりました。ありがとうございました。
  • 仕事では目の前のことにいっぱいになると思うが、世の中のことを知って看護に向き合う大切さに気づけた。とても勉強になった。また自分のキャリアを考えるヒントになった。
  • 看護師として働くうえで、不安や緊張など様々な思いがあるが、患者さんに安心感を得てもらうためにも、「優しい」だけでなく、看護技術や観察力などの面から早期発見・治療へと繋げることが大切であると改めて学ぶことが出来た。また、私は落ち込むことが多いため「自分を褒める」ことも大切にして、仕事へと挑みたいと感じた。
  • これからも続いていくであろう高齢化や、さらに重要になってくる在宅医療などに対して、医療知識だけでなく、国が、県が、地域がどのような状況にあるのか、医療や他機関はどのような状況なのか。そういった情勢などの知識も随時取り入れて、自身の看護師としての将来像も踏まえて、看護師にどのようなことが求められているのか、どうなっていくべきなのかを的確に捉えて考えていく必要があると強く感じました。

 

22.03.14

1年生「老年看護学概論」高齢者疑似体験

3月1日、富山県総合福祉会館サンシップ富山にて高齢者疑似体験・福祉用具体験の講座を受講しました。

新型コロナ感染拡大で延期となっていた体験ですが、感染予防策をとっての実施となりました。

 

これは1年次後期の履修科目「老年看護学概論」の単元「老年期の理解」で、高齢者疑似体験を通して老年期の特徴を把握することを目的として実施しています。

70代の高齢者の世界を体験するために、関節を固定し、重りの入ったベストを着用し、視野の狭くなる眼鏡をかけ、館内を巡りました。予想外の負荷に皆、高齢者の大変さを実感したようでした。

この体験が今後の学習、実習に活かされることを願っています。

 

 

学生の感想

  • 介護者役の学生が「段差があるから気を付けて」と教えてくれたおかげで安心して歩くことができた。高齢者の生活の難しさがよくわかり、声掛けの大切さも理解できた。
  • 高齢者には強いストレスが常にあることを知り、身体的・精神的に寄り添って看護することが大切だと学んだ。
  • 自分が感じ見えている世界が相手も同じであるとは限らず、高齢者にはどのように見えているか、不自由でないかを考えて看護を行っていきたい。
  • 危険な箇所での声掛けや移動時に横にいてくれる安心感、自分の方を見て話をして貰うことで安心できた。
  • どんな援助があれば自分でできるようになるのかを常に観察しなければならないと感じた。
  • 説明を受けた福祉用具の他にも施設にはまだまだ多くの種類の福祉用具があったので自分自身でそれらに関する知識を深めたいと思った。

 

22.03.03

介護者の負担を少なくする介護方法を学ぼう!!

介護2021年度 第28号

 

これまで学んだ介護方法に加え、介護者の負担をより少なくする介護方法を「障害とリハビリテーション」の科目で学びました。 

今回は仰向けに寝ている方を横向きへ体位変換する際に、〝介護者の腰の負担をより少なくする″ための〝姿勢変換″の工夫を学習しました。

 

 

< 寝返り① >

寝返りを行うためには、まず頭を寝返る側に向けることがポイントですが、頭を右斜め上に向きを変え顎を引くことで頭の重さが少し軽く感じます。

学生からは「おーおー、楽、軽いわ。」との感嘆の声が上がりました。

その際、介護者はベッドに必ず膝をつきます。

これも腰への負担を軽くする方法です。

 

【右への寝返りの開始】

介護者(右)がベッドに膝をつきながら、対象者の頭を右斜めに回し顎を引いて右を向かせます。

 

< 寝返り② >

寝返りをスムーズに行うためにはなるべく体を小さくすることがポイントです。

そのためにはひざを曲げ、寝返る側に倒します。

足は筋肉が多くついているので、思う以上に重いのです。対象者のひざを曲げるときに太ももの後ろをなでるようにして手を入れると重さが軽く感じます。

 

【右への寝返り】

左の太ももの後ろをなでてひざを曲げ、体を小さくまとめます。

 

介護者の負担が少ない方法は、対象者にとってもスムーズで負担の少ない〝楽な方法“になります。

また、介護者の腰を守ることにもなり、長い期間健康に働くために重要なことです。

学生もやり方に慣れると「これならできるし、腰の負担も少なくなるしやれそう。働けそう。」と話していました。

 

22.02.21

専門分野Ⅱ実習

第2学年の専門分野Ⅱ実習が1月25日から始まりました。

同一法人のなごみ苑でも例年、老年看護学Ⅰ実習をさせて頂いております。

今年は事前にPCR検査を受け、感染対策を十分取りながら実施しました。

その中で、2月8日(火)午前に学生がなごみ学級を主催しました。

 

今回は「玉入れ」でユニット毎に競い合って頂きました。

準備体操で身体を動かし、玉入れの練習をして本番に向かいました。

練習からみなさん気合が入り、点数の高い小さな籠に狙いを定めて投げる方もいらっしゃいました。

 

本番は2回実施し、合計点で順位を付けました。

合計点数の計算は利用者さん方にして頂き、ご本人の強みを発見することができました。

 

 

 

 

学生たちの振り返り「なごみ学級での学び」より

  • 玉入れをすることで筋力維持に繋がった。
  • なごみ学級での雰囲気がとてもよかった。
  • レクリエーションで利用者さん方の普段と違う一面が見られた。
  • 一緒に楽しむことが出来た。

利用者さんに楽しんで貰うには自らも楽しむことが大事ですね。

 

 

22.02.21

母性看護学方法論Ⅰ沐浴演習②(9/10①掲載)

前回9月1日の演習時は、新型コロナウイルス第5波の真っ只中のためオンラインでの演習でした。
そこで、 予告通り1月19日の専門領域実習開始前に学内演習をしました。

事前に手順や留意点の確認・動画視聴の自己学習をして演習に臨みました。

 

全身を観察しながら、衣類を脱がせます。

支え方を確認して、いざ入湯。

お湯の中で落ち着いたら、顔から洗います。


背中を洗う時の持ち替えは難しいので先生に教えてもらいました。

お湯に顔がつかないように注意しています。

お湯から上がったら、寒くならないようにバスタオルにくるむように抑え拭きし、衣類を整えて終了です。

 

学生の学び

沐浴では、片手で赤ちゃんを持ちながら洗うことが難しかったです。浮力で浮いてはくれるけれど頭が重く、初めてもあってか頭を支える左手が強ばってつりそうになりました。

 

沐浴中は、手が濡れているので滑りやすく、しっかり支えようとすると手に力が入りすぎてしまい、不安定になり難しかった。赤ちゃんに緊張が伝わると、赤ちゃんも不安になってしまうため伝わらないないようにするために練習していかなければいけないと思いました。

 

沐浴を実際にしてみて集中しすぎると児の方に目を向けられず、耳に水が入りそうになったり、寒さを与えてしまったりした。そうならない為にお湯をかけながら、全体を見てやる事が大切だと感じた。上肢、下肢を洗う時は、クルクルしながら手を広げて洗う工夫を学んだ。思っていたより、かがんだ方がやりやすく、腰が痛かったので、肘をかけてあまり腰に負担をかけないような工夫が必要だと感じた。衣服を着せるときの工夫も必要であり、先に肌着と服を一緒に着させられるように重ねておき、その上にバスタオルをひし形におき、タオルのはしが足の方になるようにして、児に不快を与えないようにする工夫を学んだ。なにか触っていないと児が不安がるのでできるだけ早く着せ、オムツは最後に付け直すことが大切だと学びました。手技に集中しすぎて声かけを忘れている時が何度もあり、ひとつひとつの動作ごとに声かけを忘れてはいけないと思いました。実際に沐浴をしたことで実習への意識が高まり、しっかりと知識、実技ともに身に付けて、実習へ臨みたいと思います。

22.02.21

1年生基礎看護学Ⅰ実習(後期:5日間)

1月17日(月)~21日(金)の5日間、4施設にわかれて実習しました。

この実習では、初めて一人の患者を受け持ち観察や援助を実施しました。

1月からの新型コロナ感染第6波の影響で、実習病院でも新型コロナ患者を受け入れておられます。

実習病院の1つであるかみいち総合病院では、学生・患者・医療スタッフ間の感染防止目的のため、病院での実習時間を短縮し、オンライン実習を併用しました。


4日目

午前:病院実習

午後:在宅で教員とオンライン実習

 

オンライン実習では、患者役の教員とのやり取りで、午後のケアをイメージしました。さらに、翌日の観察や援助の計画を考えました。

 


5日目

実習病院の看護師にも参加いただき、オンライン実習をしました。在宅実習となった昨日の患者の様子を質問し、患者状態をイメージしました。

「昨日は術後2日目で午前に痛み止め点滴をしていましたが、その後の痛みはどうですか?」などです。

最終カンファレンスでは、初めて実施した血圧や脈拍測定、排泄介助などを振り返り、2年次の実習に向けての課題が見つかりました。

 

 

22.02.17

令和3年度学生学習交流会

2月14日に当校3学科合同の学生学習交流会を行いました。

まちなか診療所の三浦太郎医師をアドバイザーとしてお招きし、オンラインで開催しました。

理学療法学科3年生・介護福祉学科2年生・看護学科2年生、計61名が参加しました。

 

内容は事例検討で、「在宅復帰を目指す富山さん」について、各学科の視点から問題点や目標、支援計画について検討しました。

 

オリエンテーションを聞き、学習の進め方を確認しました。 

 

グループワークではブレイクアウトセッションを使い、画面を共有しながら話し合いました。

グループワークの発表では、短い時間の中でパワーポイントを作成したグループもありました。

 

参加した学生からの感想です。 

  • 多職種と意見交換をして色々な視点からのアプローチについて学ぶことができました。
  • 多職種が連携してひとつの目標に向かって、それぞれの視点からアプローチしていくことで、よりよい治療プランが計画され、遂行できるとわかりました。また、職種で問題解決を役割分担することではなく、その問題に対してそれぞれからアプローチするということも大事だとわかりました。
  • オンラインでの開催でしたが、意見を交換し、多職種の方のさまざまな考えが聞けて、貴重な体験となりました。
  • 今回のように他の学科の方たちと一緒に症例について考える機会は初めてだったので良い機会を頂けたなと思いました。

22.02.07

医療的ケアⅡ ~喀痰吸引~

介護2021年度 第27号

 

介護福祉職としての医療的ケアの1つの〝喀痰吸引:かくたんきゅういん″を学習しました。 

 

〝喀痰吸引:かくたんきゅういん″ とは口やのど、気管にたまった〝痰:たん″を飲み込んだり、吐き出したりすることができない方に対して、介護福祉士が口から吸引チューブを入れて痰を取り除くことをいいます。

痰が多くなると酸素を体に取り込むことが難しくなるので、とても重要なことです。

 

まずは安全に実施するために、口やのどや肺の構造、さらには空気や食べ物の通り道を学びます。

空気と食べ物の通り道

肺の構造

 

使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑

 

次に喀痰吸引が必要な状況の見極め方を習い、実技を学びます。

まずは、痰には微生物が混ざっていることもあるので、感染対策が重要になります。

感染対策でエプロン、手袋を装着します。

 

エプロンの装着

手袋の装着

 

痰を取り除くために口や鼻に吸引チューブを入れていきます。

 

   喀痰吸引の練習台の人形

 

        口から吸引チュ-ブを挿入

 

吸引チューブを入れている間は呼吸をしづらくなるので手早く行う必要があります。

医師の指示書をもとにして吸引圧、吸引時間を厳守します。

また吸引チューブの先で傷つけないように細心の注意を払います。

 

         鼻から吸引チューブを挿入

 

かなりの緊張感がありますが、介護福祉士として認められた重要な医療行為なので何度も練習し技術を身につけました。

22.01.13

クリスマス茶会

介護2021年度 第25号

 

2年生の科目「文化と教養」では、日本の伝統文化である “茶道” に触れ、一期一会の精神を学んでいます。また、「もてなし」と「感謝」思いやりの心を持ち、人に対する作法・礼儀の基本を身につけています。

まずはお点前の基本である立ち座りから歩き方、ふすまの開け閉めから習います。

そのうえで盆略手前を習い、亭主と客に分かれ、おもてなしを学びました。


 この日は集大成として “クリスマス茶会” を催しました。

 

講師の先生をお招きして〝クリスマス茶会“の始まりです 

 

教えていただいた作法を実践

講師の先生にお菓子のお運びに緊張します

 

 

 盆略手前の様子①

 

盆略手前の様子②

 

 

お菓子はクリスマスツリーの主菓子

お菓子のお運び①

 

 

お菓子のお運び②

 

お茶のお運び

 

教員も“お運び“しました

 

初めての経験でとても緊張しましたが、日本の文化である〝茶道″を学ぶ貴重な機会となりました。

1年生も参加し先輩の姿を羨望のまなざしで見ていました。

 

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